葉鍵板最萌トーナメントブロック準決勝Round124!!

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84はね〜〜(放送中!)
「じゃあ、お姉ちゃん。お願いね」
「はい、そしてこれは何て事の無いただの風呂敷ね。これを床に置いて念じると……はい!」
 そこには消えたはずのものがまとめてあった。
「わ〜、2人とも凄い!」
「……びっくり」
「はえ〜」
 俺もびっくりだ、おや? こんな状況だと騒ぎそうな奴が一人いるもんだが。
「なあ、美坂……一言聞いていいか?」
 ずっと口を閉ざしていた北川が口を開く。
「なあに、北川君?」
「これ……タネ無いだろ。消える魔術のトリックは俺大体知ってるんだぞ、奇術部の部長だからな俺は」
 何? というか、北川お前部活なんか入ってたのか?
「さあ、どうかしら? あるのかもしれないし、無いかもしれないわよ」
「香里、ぜひ教えてくれ、これさえあれば俺と一緒に世界を目指せるぞ!」
 おーい北川〜、あんまりぶっとんだ話に行くなよ〜
「はあ……栞、ちょっといい? 北川君に教えてあげて」
「はい♪ えっと北川さん、ちょっといいですか?」
「え、あ、いいが……ってぶわっ!」
 いきなりストールをかぶせる栞。
「せーの、はいっ!」
 き、北川が消えた……
 シーン……まわりは水を打ったように静かになるし……
「以上で、私とお姉ちゃんのかくし芸をおわります」
「これが本当の【かくし芸】なんてね」
「う……うぐぅ……」
 い、いいんだろうか、ここで終わって……まあ、北川だしいいか。
「ん……ゴホン!! えー、それではエントリーbRは……」
 栞・香里編         完