入場SS
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◇熱闘!あゆあゆ応援団◇
ストーブの上で、やかんがことことと音を立てている。
その湯気を見つめながら、湯呑みを傾ける女がひとり。
晴子「…なあ」
初音「どうしたんですか、晴子さん?」
晴子「うちら何してるんやろな…」
初音「えっと…晴子さんは会場入りしてからずっとお酒を…」
晴子「ちゃうわっ! うちら、『あゆあゆ応援団』やろっ!? こんなにまったりしててええんかいな…」
晴子「入場SSで啖呵切って入ってきたの、もう忘れられてるんやないか?」
初音「肝心のあゆさん本人が、街頭演説や他の方々の支援への出演で、ここにはほとんど戻ってきませんし…」
晴子「大体、あとの…貧乏印刷所の娘と、緑のちっこいのはどこ行ったんや…」
初音「千紗さんだったら、さっき起きて…寝起きの水を飲もうとして、間違って晴子さんのお酒を飲んでしまって、また寝ちゃいました…」
晴子「なんやそれっ!」
初音「マルチちゃんだったら、『今夜のために寝貯めしますぅ』って言って、まだ充電中…」
晴子「…まあ、緑のは今夜試合があるんやったな…。にしても、限りなく頼りない応援団員連中やで…」
初音「アハ…ハハハ…」
晴子「でも、ぼーっともしてられへん。本人なしでできることもあるはずや!…そろそろ本気で支援するで?」
初音「私はバッチリです」
晴子「ほな、いこかー」