葉鍵板最萌トーナメントブロック準決勝Round115!!

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794はね〜〜
両者支援第1段!!  「チェンジ!! 観鈴de茜!!」3/3
「茜、茜!! 大丈夫!!」
「かなり頭うったぞ、大丈夫か?」
「馬鹿、観鈴! お前は急いでる時こそ歩けってあれほど……」
 うーん……痛いです。ちょっとだけ目がちかちかします……
「詩子も、浩平も……私は大丈夫です……」
 いつまでも寝ているわけには行かないので立ち上がります……
「なんで今始めてあった女の人が、私の名前を?」
「お、おい……お前は一体誰だ?」
 えっ…………そんな……せっかく浩平が戻ってきてくれたのに……今度は私が忘れられてしまったんですか……
「私は……茜です……2人とも……忘れてしまったんですか?」
「いや……待て!! 茜はまだ気絶してるだろ!! ほら、茜、早く起きろ!!」
 えっ……茜? そして、浩平がゆすっている人の顔を見ると……私!?
「うん……が、がお……凄く痛かった……」
「茜、大丈夫?」
 そして、私がゆっくり起き上がって……
「あ、あのごめんなさい、私ドジだから石につまずいて転んじゃって……」
「あ、茜? おい、俺の事分かるか?」
 ですから……茜は私です、浩平……
「え、あと、あの……どこかでお会いしましたか? あっ、往人さん。この人達は?」
「待て!! まさかお前……観鈴か?」
「が、がお……なんで往人さんいまさらそんな事聞くかなぁ……観鈴だよ……」
「じゃ……じゃあ……こっちのポニーテールの子が茜で、茜がそっちの子になってるの!?」
 え、詩子……それって……冗談ですよね……
「夢だ!! 冗談だ!! 作者のSSだ!! こんな馬鹿な事あるかい!!」
「が、がお!! わたしがいるよ〜!! どうなってるの?」
「こんなの……絶対に嫌です」

観鈴de茜  前編    完