葉鍵板最萌トーナメントブロック準決勝Round114!!

このエントリーをはてなブックマークに追加
754名無しさんだよもん
『涙雨』その4

「ううん、別に用があるわけじゃないけど・・・
 こんなところで、何してるのかなって」
「・・・」
何をしているのか。
人を待っている。
誰を?
あなたの幼なじみだった人です。
そう言ったって、ただ彼女は首を傾げるだけ。
彼はもう、彼女の記憶の中に存在しないから。
「あっ、言いたくなかったら別にいいんだよ。
 ただね・・・」
「・・・」
「すごく・・・悲しそうに見えたから・・・」
また、胸が痛む。
悟られてしまっている。
どうして。
どうしてこんなに、私は。
誰も、この痛みは共有してはくれないのに。
何にすがっているのだろう。
解らない・・・
「・・・待ってるんです」