葉鍵板最萌トーナメントブロック準決勝Round112!!

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883瑞希支援母乳SS(その1)
「うーん……次のこみパのジャンル、何にしようかなあ……」
 申込書を前に、くるくると鉛筆を回しながら考える。
 ジャンルが決まらないでは何も描けないしなあ。
「ふむ、悩んでいるようだな、マイ同志」
「見て分からんか」
「まあ、そうだな。吾輩の勘では、次に来るジャンルは−−男性向創作(フェチ系・胸フェチ)と見た」
「見た、じゃねえよ。もう少しなんかマシなのがないのか」
「しかし同志。男性向けではパロは今回目玉も見当たらぬし、エロ系でもノーマルは参入しがたいであろうし、妹・ロリ・眼鏡、ともども過剰と見る。ここは胸で勝負が良いと見るが」
「まあ、大志がそう言うなら……」

 数日後。
「うーん……ネタが浮かばねえ……」
 まあ、「胸」だけじゃあなあ……もう少し絞らないと……
 がちゃ
「和樹ー。マンガ、進んでる?」
「んー……全然」
「大丈夫?」
「まだ日はあるけどね」
「だったら、そんな焦らなくてもいいじゃない。手伝えることがあったら、あたしも手伝うから」
「ありがと。でも、ネタができてない段階だからなー……」

 ぴんぽ〜ん
「はーい」
 ドアを開けると、いつもの運送屋さんがいた。
「ちわーっ。お届けものもって参りましたーっ」
 運んできたの小包。差出人は……立川さんか。
「何、それ?」
「立川さんからの届けものだけど、なんだろ?」
884瑞希支援母乳SS(その1):02/01/31 14:31 ID:WLKg6Nko
 とりあえず、梱包を解いてみる。
 中から出てきたのは、薬瓶がいくつかと、手紙。
「なになに……『この度、和樹くんが胸フェチジャンルに進出すると聞きました。おめでとうございます。君がこのジャンルで創作するに当たって、このようなものが資料になるかと思い、お送りしました』……」
「和樹、胸フェチって……」
「仕方ないだろ。大志が勧めて来たんだから」
 瑞希が不満げにしているのをとりあえず無視して、手紙を読み進める。
 どうやら、この手紙によると送られてきた薬は「母乳分泌促進剤」なのだそうだ。飲んで30分から1時間で効果が現れ、約半日効果が持続。副作用は特にないから安心してくれ、とのこと。
 ……思いっきりあやしいんですけど。
「……立川さんって、何者なんだろ」
「……さあ……?」
 しかし、こんなものどう資料に……
 ……やっぱり、使えってことなのかな?
 もしかしたらネタ出るかもしれないしなあ……

「な、瑞希……」
「イヤ」
「まだ何も言ってないんだけど……」
「どうせその薬飲んでモデルしろとか言うんでしょ」
「わかってるなら話がはやい」
「だーかーらー。イヤだって。そんなわけ分からないもの飲むの。それに……あたしだって恥ずかしいんだから」
「でも、副作用は無いって書いてるし……」
「おっぱい出るようになるだけで十分問題よっ」
「うーん……ダメ?」
「イヤだってば」
「じゃ、さっき『あたしも手伝うから』って言ったのはウソ?」
「う……」
「ネタ出なくて困ってる俺を見捨てたりしないよね、瑞希」
「あーもう。分かったわよ、モデルなったげるから。その代わり交換条件出すけど」
885瑞希支援母乳SS(その1):02/01/31 14:31 ID:WLKg6Nko
 結局、交換条件は俺もこの薬を飲めということ。
 もし何かあったとき自分ひとり苦しむのはイヤだから、だとか。
「うーん……見た目は、変なトコなさそうね」
 薬の入った小瓶のふたを開け覗きこみ、匂いをかぐ。
 特に異常はないみたいだが……
「俺から飲むぞ」
 薬瓶に口をつけ、一気にあおる。思いのほか甘い。
 ん……別になんとも無いみたい。
「飲んだぞ。ほら、瑞希も」
「わ、分かったわよ……」
 しぶしぶ、薬をあおる瑞希。
「これでいいのね」
「ああ。30分から1時間もしたら効いてくるって」

「ね、和樹……」
 瑞希が異変を訴えてきたのは、20分もしない頃だった。
「どうした、瑞希?」
「あのね……胸が、なんかはちきれそう……」
 30分くらいって書いてたけど、瑞希は効きやすいのかな?
「おっぱい出そう?」
「そんなの分からないわよ……でも、胸が張って……」
「見せてくれる?」
「え!?」
886瑞希支援母乳SS(その1):02/01/31 14:32 ID:WLKg6Nko
「そんな驚かなくても……見せてくれなきゃモデルにならないよ」
「……分かった」
 瑞希は、恥ずかしいのか少し頬を染めながら、上着を脱いでゆく。
「いつもより大きいような気がするなあ…ブラジャーがパンパンだし」
「う、バカぁっ。いちいち言わないでよ」
「とりあえずデッサン資料に一枚、と」
 パシャッ
「わ、撮るの?」
「でなきゃ資料にならないじゃねーか」
「ヘンなことに使わないでよ」
「ヘンなことって、何かなぁ?」
「バカっ」
 瑞希は、膨れっ面でブラジャーに手をかける。
 フロントホックのブラジャーが外れ、豊満な胸が姿をあらわす。
 普段より乳房が張って膨らんでるのが、見て取れる。そして、桜色の乳首の先から、半透明の母乳が少し、にじんでいた。
「もう、おっぱい出てるな」
 パシャッ、とデジカメのシャッターを切りながら言う。
「え……きゃっ、何で……」
「さすが立川さんの薬だな」
「何者なのよ、立川さんって……」
「さあな?」
 瑞希の乳房をまじまじと観察した後、俺は乳房に手を伸ばす。
「きゃっ」
 そのすべすべの肌に触れる。乳房は、いつものようなふにふにとした柔らかさではなく、この胸に詰まったミルクのせいか手ごたえのある固さになっている。
 軽く手のひらで揉むと、ぴゅっ、と母乳が飛び出す。
887瑞希支援母乳SS(その1):02/01/31 14:32 ID:WLKg6Nko
「もうあふれそうだな。じゃあ、味の方は……」
 俺は、デジカメを三脚に固定してリモートで操作できるようにする。これで撮影は大丈夫かな。
 そして、瑞希の乳房に口を近づけようとする。
「え……ちょっと、和樹っ。モデルだって……」
「こういうのは五感をフルに使って感じないと、ネタにならないんだって」
「そういうものなの?」
 まあ、俺が楽しいからってのもあるが。
 乳房の先端を、口に含む。
 唇に伝わる、瑞希の体温。かすかな母乳の香り。
「ひゃあっ」
 瑞希が声を漏らす。敏感なのは変わってねーのか。
 俺は唇をすぼめ、乳首ごと吸う。
 ちゅう、ちゅうと、音を立てる。
「あんまし……音立てないでよ…」
 恥ずかしそうに抗議する瑞希をとりあえずは無視して、乳を吸いたてる。
 口の中に拡がる、ほの甘い母乳。吸うたびに、勢いよく飛び込んでくる。
 なかなか美味。

 いくらか母乳を堪能したところで、胸から口を離す。
 口の中にいくらか母乳を残したまま。
 そして、そのまま瑞希の唇へ。
 瑞希の柔らかい唇に俺の唇を押し当て、こじ開ける。
 口の中に残る母乳を、瑞希の口の中に流し込む。
 余韻を楽しんだ後、唇を離す。
 ごくん、と、瑞希が嚥下する音が、聞こえる。
「どう、自分の母乳の味……?」
「どう、って……知らないっ……」
「俺は美味しかったけどな」
 瑞希は、顔を真っ赤にして、俯いてしまった。