最萌トーナメント支援用SSスレッド

このエントリーをはてなブックマークに追加
578詩子さん ◆SHIIko2U
前回の由起子さん画像から、
『茜を取らないで!』 全4レス。

「いらっしゃい」
 折原家の玄関、笑顔で迎えるのは由起子。
「…おじゃまします」
「由起子さん、こんばんは、お邪魔します」
『おじゃましますなの』
 その声に続いて家に上がるのは、
 茜、詩子、そして澪だ。
 3人は靴を脱いでリビングへと上がると、
 そこには準備をしている浩平がいた。

 12月24日はクリスマス。
 今日は由起子も仕事が早く終わり、
 5人でのクリスマスパーティとなった。
「浩平、お誘いありがとうございます」
「ああ、まぁ、ゆっくりしていってくれ」
 茜と浩平、ふたりが挨拶をしている中、
 澪と詩子は部屋中のさまざまな家財道具をいじっている。
「こら、そこのふたり、暴れるなよ」
「え〜、いいじゃない、ね、澪ちゃん」
『うん、いいの』
「おまえらは…」
 浩平の口からは、ただ、ため息しか漏れなかった。

1/4
579詩子さん ◆SHIIko2U :02/02/17 14:21 ID:v//89X4C
「それでは、かんぱーい!」
「おいおい、由起子さん、いいのかよ…」
 全員の前に置かれているのはビール。
 未成年ばかりなのに、なぜかビールが並べられていた。
「いいのよ、お祝いなんだから」
「お祝いったってなぁ…」
 浩平はため息をついてビールを飲もうか迷っていたが、
 ほかの詩子や澪、さらに茜まで、
 既に缶を開けてビールを飲み始めていた。
「こうなったらやけくそだ!」
 心の中で毒づいて、浩平はビールを一気に飲み干した。
「あらー、浩平ったらいつからそんなに飲めるようになったの?」
 既に真赤な顔になっている由起子が浩平に擦り寄ってくる。
 その様子を見て、詩子と澪も浩平に擦り寄ってくる。
 3人とも真赤な顔をしている。
「こ、これくらい普通だろ?」
 酔った3人に囲まれ、少しあわてた風に浩平は答えた。
「わるいんだ〜、折原君、不良だねっ」
『わるいひとなの』
 なおも詩子と澪の攻撃は止まらない。
 由起子も面白そうにその様子を見ていたけれど、
 ふと、テーブルの奥でぽつねんとしている茜の姿を見て近づいていった。

2/4
580詩子さん ◆SHIIko2U :02/02/17 14:21 ID:v//89X4C
「茜ちゃん、飲んでる?」
 先ほどのふたりとは違い、いつもと変わらぬ表情の茜。
 でも、ビールの量は確実に減っているようで。
 よく見ると少しだけ、うっすらと頬が朱に染まっていた。
「茜ちゃん、お酒強いのね〜」
 感心したように何度も何度も由起子は頷く。
 茜はすこしだけ微笑んで再びビールに口をつけた。
「最近の子って、ほんとすごいわね、お酒は強いし、スタイルもいいし…」
 由起子の饒舌はなおも止まらない。
 ゆっくりと茜の姿を見つめると、おもむろに茜に抱きついた。
「ゆ、由起子さん?」
 突然のことで、茜は何が起こったかわからない。
 それとはお構いなしに、由起子の手は茜の制服の裾をあげてゆく。
 でも、茜も幾分酔っているので抵抗することもできず、
 ただ、由起子にされるがままに、じっと身と動かさずにいた。
「ウエストも結構くびれてて、ほんと、スタイルいいわね」
「そんなこと、ないです…」
 お酒のせいか照れているせいか、茜は真赤な顔をして返事をする。

3/4
581詩子さん ◆SHIIko2U :02/02/17 14:22 ID:v//89X4C
 由起子はなおもその裾を上げてゆき、
 ついには薄い水色をしたブラジャーまで押し上げてしまった。
 こぼれる茜の胸、揺れる胸の形も美しかった。
「ほんと、綺麗な胸してるわね」
「……」
 もう、茜も真赤な顔をしたまま何も答えることはできない。
 はずかしさもある、でも、ほめられて少し嬉しいから。
「そう思うわよね、浩平!」
「ん?」
 突然話が浩平に振られ、茜は恥ずかしさで真赤になる。
 同年代の男の人にはまだ素肌を見せたことがないから。
 浩平も茜と由起子の様子を見て驚いた顔をする。
 浩平はただ、口をパクパクとさせて声が出てこない。
「あ〜! 由起子さん、茜を取らないでよ〜!」
『〜〜〜〜』
 その代わり出てきたのは詩子の抗議と澪の抗議…と思われる文字だった。
 詩子と澪はふらついた足で由起子と茜の元へと近づく。
 そしてふたりは茜に左右それぞれから抱きついて由起子へ顔を向ける。
「茜はあたしのものだから、たとえ由起子さんでも渡せません!」
『〜〜〜〜〜〜』
 なおもふたりの講義…は続く。
 由起子はそんな様子を見てあっさりと茜を引き渡す。
 ふたりは茜の体をしっかりと抱きかかえ、その胸を愛撫しだした。
「ふふ、あとで4人で楽しみましょうね」
 茜を開放してひとりになった由起子は、
 3人の様子を見ながら、そう小さく呟いた。

4/4

以上だよ。