最萌トーナメント支援用SSスレッド

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526ふじい00
佐祐理さんのSS書いたんで、ここに載せさせて頂きます。
合計8レス。
もし佐祐理さんシナリオがあったなら…、と思い、自分なりの佐祐理さん
シナリオを書いてみました。
一応EDまで、を書きました。
527ふじい00:02/02/16 13:38 ID:1UklPgx0
「たいせつなこと」(8レス)

「佐祐理さん」
「何ですか?祐一さん」
「俺、佐祐理さんや舞と一緒にいて、すごく大切な事に気付いたんだ」
「はぇ〜〜、そうなんですか?」
「ああ」
「何なんですか?祐一さんの大切な事って」
「それは、大切な人と一緒にいるって事が、本当の幸せなんだって。そう、気付いたんだ」
「はぇ〜〜。本当の幸せですかー。それを舞が聞いたら喜びますよ」
「違うんだ佐祐理さん。いや、違わなくもないが。確かに舞も俺にとっては大切な人なんだけど
 俺の一番大切な人は、その、佐祐理さんなんだ」
「えっ」
二人の間を一瞬、沈黙が支配する。
「あははーっ、祐一さん、冗談はだめですよー」
「俺は、本当に佐祐理さんの事が…」
「待って下さいっ、祐一さん。それを、それを舞が聞いたら、舞が悲しみます」
「舞はきっと分かってくれると思う。だって舞は、佐祐理さんの親友なんだから」
「でも…その…」
「もちろん、佐祐理さんが俺の事、全然どうとも思っていないなら断ってくれて構わない。でももし、
 佐祐理さんも俺と同じ気持ちなら…」
「祐一さん。佐祐理は、ドジで頭の悪い子です。舞みたいに運動神経良くないし、祐一さんに迷惑
 ばかりかけちゃいます」
「構わない。佐祐理さんなら」
「舞みたいな優しい子とも違います。佐祐理は弟を、一弥を…、佐祐理のせいで一弥は…」
「佐祐理さんの弟の事は、前に佐祐理さんに聞いたけど…。俺は部外者だから偉そうな事は言えない
 けど、佐祐理さんの弟は、佐祐理さんの事、恨んでなんかいないよ」
「どうしてわかるんですかっ!!」
「分かるよ、佐祐理さん。だって佐祐理さんはすごく優しい人だから。優しいからこそ、弟の死を
 自分のせいにしてしまってる。そんな優しいお姉さんを恨むはずないじゃないか」
528ふじい00:02/02/16 13:40 ID:1UklPgx0
その目に、涙をためながら、佐祐理は黙ってしまう。再び沈黙が、二人の間に漂う。
そして、少しの後…
「俺は佐祐理さんの事が大好きだ。それは心から言える。だから、佐祐理さんの事、これからも大切
 にしたい。舞と3人で一緒に過ごす時を、佐祐理さんと楽しくおしゃべりできる時を、それを大切
 にしたい。だから…それだけだから…」
そう言って祐一は、佐祐理の前から去ろうとする。その祐一の背中に、涙に溢れた佐祐理が飛び付く。
「祐一さん…、佐祐理も、祐一さんの事が大好きです。舞と同じくらいに、大好きです」
涙声のまま、佐祐理は祐一にそう答える。祐一はそっと後ろを振り返る。
「佐祐理さん」
「はい…」
祐一は無言で佐祐理の顔を見つめる。佐祐理は目を瞑り、祐一の方に顔を上げる。
二人の唇が静かに触れ合う。
少しの間の沈黙と、その後の吐息だけが、その場の音になる。
「祐一さん…」
佐祐理はそう呟き、祐一の体に自分の体を寄せる。
祐一はそっと佐祐理の胸のふくらみに自分の手を当てる。
「やっ」
「大丈夫だから…佐祐理さん。…俺を、信じて欲しい」
「…信じます。祐一さんの事」
祐一はそれを承諾の言葉と受け取り、佐祐理の胸に触れる事を再開する。
「んっ…」
佐祐理は、恥ずかしいのか、口を閉じて声を押し殺そうとする。
一通り佐祐理の胸を触った祐一は、服を脱がそうと試みる。
それを佐祐理は、恥ずかしそうに遮る。
「佐祐理さんの全てが見たい。駄目かな?」
「…恥ずかしいです」
「見たいんだ。佐祐理さんの綺麗な体を」
「佐祐理の体は綺麗なんかじゃないですよ」
「そんな事ない。…と思う」
二人はお互い、笑いあって双方の顔を見る。そして佐祐理は呟く。
529ふじい00:02/02/16 13:41 ID:1UklPgx0
「分かりました。でも、祐一さんにだけですよ」
そう言って、後ろを向いて着ている物を脱ぎ始める。
「祐一さんも後ろ、向いて下さいね」
そう、少し怒った口調で祐一に対して言葉をかける。祐一はくやしそうに後ろを向く。
佐祐理の、服の脱ぐ音だけがこだまする。それを祐一は、後ろを向きながら静かに聞き入る。
不意に衣擦れの音がやんだかと思うと、佐祐理が祐一に声をかける。
「…もう、いいですよ…」
その言葉を合図に、祐一は佐祐理の方に向き直る。佐祐理は恥ずかしそうに、けれど何か決心した
ような顔つきで立っている。
佐祐理は、胸と大切な部分を手で隠しながら、恥ずかしそうに俯いている。祐一に見られている事が
よほど恥ずかしいのか、顔は羞恥で真っ赤になっている。
「佐祐理さん、綺麗だ」
「やっ、恥ずかしいです。…舞にも、見せた事ないんですから…」
それを聞いた祐一は、うれしさと、舞に対しての申し訳なさを少し感じた。
佐祐理は、緊張の為か、纏っている物を脱いで寒いのか、あるいはその両方か、体を震わせている。
その佐祐理に祐一は、優しく声をかける。
「佐祐理さん、腕を、退かして欲しい」
「………」
佐祐理は無言で俯きながら、ゆっくりと自分の胸と大切な部分を隠していた腕を下ろす。文字通り、
何もつけていない佐祐理の体は、本当に美しいと祐一は感じた。
祐一はそれを言葉に表す。
「佐祐理さんの体、すごく綺麗だ」
「やっ、恥ずかしいです、祐一さん」
そして祐一は、佐祐理をベッドに連れて行く。佐祐理も祐一に従い、ベッドに横になる。
裸でベッドの上に横たわる佐祐理を見て、祐一も自分の着ている物を脱ぎ始める。佐祐理は横を向い
て顔をそらす。
服を脱ぎ捨てた祐一は、佐祐理の体の上に自分の体を乗せるように、上から包み込む。佐祐理は目を
閉じてじっとしている。
不意に祐一は、佐祐理の胸と、佐祐理の大切な部分の愛撫を再開する。驚いた佐祐理は、声をあげる
530ふじい00:02/02/16 13:43 ID:1UklPgx0
「だめっ、だめです…祐一さん」
祐一は佐祐理の言葉を無視して、愛撫を続ける。佐祐理も言葉では嫌がっているが、祐一の行動に
抵抗はしない。祐一はさらに、愛撫の手を早める。
佐祐理は恥ずかしそうに唇を噛み、声をあげる事を我慢する。
「佐祐理さん、我慢しないで欲しい」
「で、でも、恥ずかしくって…」
「佐祐理さんに気持ち良くなってもらいたいんだ。我慢しないで欲しい」
「恥ずかしいです…」
そんなやりとりをしながら、祐一は、愛撫を続ける。そして、もうそろそろだと思い、佐祐理の下
半身の方に目を向ける。
佐祐理の大切な部分は、少しは濡れているようだ。だが、そこはピタッと閉じていて、祐一のものを
受け入れるには、かなりの苦痛が伴うような気がした。
それを見た祐一は、佐祐理のそこに自分の顔を近づける。その気配を感じた佐祐理は、急いで声を
上げ、手で隠そうとする。
「そ、そんな事…、しちゃ、駄目です、祐一さん」
「佐祐理さん、手を、退かして欲しい」
「駄目です、駄目です。そこは、駄目です」
「佐祐理さんの全てが見たい」
「そんな、許して下さい…」
「このままだと、佐祐理さん、痛い思いをしなくちゃいけない。少しでも佐祐理さんに、苦痛を
 感じて欲しくない」
「で、でも…」
「俺を信じて」
佐祐理は、一瞬考え込んだが、恥ずかしそうに顔を横に向け、自分の大切な部分を隠していた手を
ゆっくりと退ける。祐一は、佐祐理のその部分を手と口で、痛くならないよう、優しく愛撫する。
「ふぅ…」
佐祐理は大きく息を吐く。恥ずかしさに声を出す事もままならないようだ。
祐一は、佐祐理が自分のものを受け入れられるように愛撫を続ける。そして、もうそろそろだと思い、
佐祐理の方に顔を向ける。
その視線に気付いた佐祐理は、恥ずかしそうにしながらも、祐一を見つめる。
531ふじい00:02/02/16 13:45 ID:1UklPgx0
祐一は無言で腰を上げると、佐祐理の下半身に自分のものをあてがう。佐祐理に出来るだけ苦痛を与え
ないように、佐祐理の様子を窺いながら、ゆっくりと腰を進める。そして、徐々に佐祐理の中に自分の
ものを進めていく。
だが佐祐理の中は、思った以上にきつく、祐一のものを入れるのも一苦労だ。佐祐理も、苦痛を我慢
しているように見える。
「佐祐理さん、駄目ならやめるから。はっきり言って欲しい」
祐一の問いかけに佐祐理は無言で首を振る。そして、小さな声で、
「やめないで下さい。祐一さんと、一緒になりたいんです」
そんな、決意を込めたような声で佐祐理は祐一に返事をする。それを聞いた祐一は、佐祐理の方を
向き、そして、佐祐理の中に自分のものを進める事を再開する。
「くぅ…」
痛みに耐えているためか、佐祐理の声も苦痛が伴っているように感じる。だが祐一は、出来るだけ
痛くはならないようにしながらも、その行為をやめることはしない。
徐々に、佐祐理に中に入っていった祐一は、何かに突き当たるのを感じる。それを感じた祐一は、
佐祐理の顔を見つめる。佐祐理も、祐一の方を見つめている。二人は、目で合図をして、お互いの
意思を確認する。
そして、祐一は、一気に腰を前に進める。何かを突き破るような感覚が、祐一に走る。
「あぅ、あっ…」
佐祐理は出来るだけ声を殺してはいるが、やはりかなり痛いのだろう。その顔は、かなり我慢してい
るように見えた。
祐一は、佐祐理の苦痛を少しでも取り払うように動きを止める。
「佐祐理さん」
「…祐一さん」
「大丈夫?」
「…大丈夫です」
あまり大丈夫には見えなかったが、佐祐理がそう言う以上、祐一はその行為をやめる事はしなかった。
だが、すぐに動かす訳にもいかず、佐祐理の中で祐一は、じっとしている。
それを見た佐祐理は、
「祐一さん、佐祐理は大丈夫ですから、その…、祐一さんのしたいように、して下さい…」
532ふじい00:02/02/16 13:46 ID:1UklPgx0
その言葉に感激しながらも祐一は、佐祐理の事を気遣い、思案する。
だが、このままでも佐祐理は痛いままだろうと考えた祐一は、出来るだけ佐祐理に無理をさせない
ようにしながらも、少しずつ腰を前後に動かす。
「あっ、あっ…」
祐一が動くと、佐祐理は声を上げる。おそらく初めてであろうその行為は、佐祐理には痛みの方が
はるかに強いようだ。
祐一は、佐祐理に出来るだけ負担をかけないように、ゆっくりと、だが、出来るだけ早くその行為が
終わるように努力しながら、体を前後に揺らす。
「あっ、あっ、あっ」
祐一が前後に動くたびに、佐祐理は声を上げる。
祐一も、佐祐理の中を前後するごとに息を漏らす。まだまだきつい佐祐理の中を、出来るだけ傷つけ
ないように気遣いながら。
「祐一さんっ、祐一さんっ、佐祐理…、私…」
「佐祐理さん…」
もうすぐ自分の限界を感じた祐一は、最初よりはスピードを早め、佐祐理の中を動く。
「私っ…、祐一さん、ゆう、いちっ…」
「さ、ゆり…」
限界が訪れる直前に、佐祐理の中から抜いた祐一は、白い液体を佐祐理のおなかの上に出す。
佐祐理は、はぁはぁと肩で息をしながら、ベッドに横たわる。
佐祐理のそこには、赤い色の雫が流れている。
「…ごめんな、佐祐理さん。痛かっただろ…」
祐一は佐祐理の体を気遣い、言葉をかける。
「…ゆう、いちさん、佐祐理、…私、うれしかったですから…」
その、佐祐理の心遣いに祐一は、感謝の気持ちを込めて、もう一度唇をあわせる…。
「佐祐理、さん…」
「祐一、さん…」
533ふじい00:02/02/16 13:47 ID:1UklPgx0
季節は春。
今日は、佐祐理と舞の卒業式。
祐一は、名雪を起こして、懸命に学校への道を急ぐ。
この辺も、前よりは暖かくなって、桜が咲き始めている。
やっと学校に着いた祐一は、息を切らしながら二人を探す。
「あっ、祐一さん」
後ろから声が聞こえる。祐一は振り返りながら言葉をかける。
「おめでとう。佐祐理さん…」
二人の為に持ってきた花の一つを差し出して、それを佐祐理に渡す。
佐祐理は、大正時代のはいからさんのような服で、それを受け取る。
祐一は、その見慣れない服装の佐祐理に、つい見とれてしまう。
「あははーっ、祐一さん、恥ずかしいですよー」
佐祐理は、恥ずかしそうにしながら祐一にお辞儀する。
「お花、ありがとうございます」
「卒業、おめでとう、佐祐理さん」
その祐一の後ろから、誰かが無言でチョップを入れる。
「痛っ、舞ー」
振り向くと、佐祐理と同じ、見慣れない着物姿の舞がそこにいた。
少し拗ねたように祐一を見ながら、舞はそこに立っている。
「ほい、舞も、卒業おめでとう」
そう、花を舞に渡しながら言う祐一に、舞がもう一度チョップを入れる。
「痛っ、なんで二回も…」
「気持ちがこもってない…」
「わかったわかった。はい、舞、卒業おめでとう」
無言で花を受け取りながら、舞は二人を見つめる。
「これからどうする?卒業式も終わったし、三人でハンバーガーでも食いに行くか?」
「それはいいんですけど…。私と舞は、この格好ですし。先に私の家で二人とも、着替えてきますね」
「俺は、その格好の方がいいな。なんか着物姿の佐祐理さんはすごくかわいいし」
534ふじい00:02/02/16 13:49 ID:1UklPgx0
その祐一にまたしてもチョップが飛ぶ。舞は少し拗ねたような表情でチョップを繰り出す。
「わかったわかった。二人とも、着替えてきていいから…」
しかし舞は、不満そうに祐一を見つめたまま、じっとしている。
「私には何も言わない…」
そうポツリと舞は呟く。それを察した祐一は、笑いながら答える。
「舞も、もちろんかわいいぞ。馬子にも衣装ってもんだな」
「祐一、それ、褒めてない」
チョップとともに、舞が言葉を返す。
その二人のやり取りを、佐祐理が笑いながら見つめている…


この三人でいられるなら、どこだって楽しいよな。佐祐理さんと舞、三人でいられるなら…。
本当の幸せと、本当に大切な事、それを教えてくれた人と一緒なら…