最萌トーナメント支援用SSスレッド

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307詩子さん ◆SHIIko2U
由起子さん支援の母乳二次小説、
『愛しいおいのために』
全部で6レスくらいかな。

 家に戻ると、浩平はまたひとりで遊んでいる。
 カメレオンのおもちゃをテーブルの上で転がす。
 無機質な音が部屋に響き続けている。
 夕方をとっくに過ぎているのにいまだ灯りの点けられていない居間、
 窓から入る街燈に仄かに照らされて、ただひとり、浩平は遊んでいた。
「浩平、ただいま」
「ころころ…」
 私の言葉が聞こえていないのか、浩平は同じ動作を続ける。
「浩平、暗くなったら電気を点けないとだめよ」
 私はスイッチを入れながら話を続ける。
 もうすっかり慣れてしまった、毎日同じやり取り。
 夜、私が帰ると浩平はここでいつもひとり遊んでいる。
 そして、いつものように食事の用意をする。
 すると、そのときだけひとり遊びを止めて私と一緒に食事をする。
 それがすむと、またひとり遊び始める。
 その、食事の間、そして、私が片づけを終えて一緒にお風呂に入るとき、
 そして大きなベッドでふたりで寝るとき、
 浩平がカメレオンの呪縛から離れることができる時間だった。

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308詩子さん ◆SHIIko2U :02/02/07 10:54 ID:5D0SQCyv
 家のことをすべて済ませて寝室へと向かう。
 少し寝相の悪くなっている浩平の体勢を、起こさないように直して、
 私はその横にもぐりこんだ。
 最近の私は寝つきが悪い。
 そのままゆっくりと迫る眠りを待ちつづけていた。
「由起子おばさん…」
 でも、先に来たのは浩平の小さな声。
「どうしたの?」
 合わせるように小さな声で返事をする。
 でも、浩平は何も言わずに私の胸に顔を埋める。
 私もしっかりと浩平のことを抱きしめる。
 守るように、安心するように。
 時々浩平はこうやって甘えてくれるのは私にとってもうれしいことだった。
 いつもであれば浩平の行動はそこで終わるはずなのに、
 浩平は、まだなお私の胸をぎゅっと埋めていた。
 子どもといってももう小学2年生、力もついてくるころ。
 私はその頭をなでて、
「苦しいからそれくらいでぎゅっ、はやめてほしいな」
 と伝えると、浩平は私に顔を向けて突然こんなお願いをする。
「由起子おばさん、おっぱい…」
 私は一瞬浩平が何を言ったのかわからずに、きょとんとしてしまった。
 でも、私はすぐに意味を理解して、
「私はおっぱいが出ないから、浩平にあげることはできないわ」
 落ち着いた口調で、たしなめるように浩平に伝える。
 浩平は少しがっかりしたような顔をして私の胸に顔を軽く埋めなおす。
 やがて瞳が閉じ、小さくため息をひとつつくと、そのまま寝息を立て始めた。
 私は、その急な浩平の言葉がただの気まぐれかと思い、
 やがて来る眠りの世界にそのまま入っていった。

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309詩子さん ◆SHIIko2U :02/02/07 10:56 ID:5D0SQCyv
 浩平の要求が出始めてから、
 日に日に浩平は元気がなくなっていくのがわかった。
 なんとなく、雰囲気だけだけど。
 私はどうしたらいいか、
 たくさん本も読んでみた、医者に相談に行こうかとも思った。
 でも、私は意地になっていた。
 浩平の要求を私自身が解決する。
 浩平を育て上げるのは私自身。
 そんな意地にかられていた。

 女性ホルモンの薬を薬局で買うとき、
 店員さんにかなり不思議な顔で見られる。
 なぜ? こんなに若い女性が?
 そんな視線も浩平のためだと思えば耐えることができた。
 飲み始めて半月ほどで胸が張り始め、
 1ヶ月もするとブラジャーに半透明な液体の染みができるようになっていた。

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310詩子さん ◆SHIIko2U :02/02/07 10:56 ID:5D0SQCyv
「由起子おばさん、おっぱい…」
 いつものようにベッドの中で浩平の要求が始まる。
 昨日までなら私はたしなめて終わりだったけど、
「いいわよ、飲ませてあげる」
 今日は浩平の要求に応えてあげることができる。
 浩平は驚いたような顔を一瞬私に向ける。
 私はパジャマのボタンを外して張った胸をさらけ出す。
 浩平はゆっくりと乳首にくちびるを寄せてくる。
 軽く触れる浩平の域に少しくすぐったい感触を覚える。
 浩平は乳首を吸い始める。
 暖かい口の中、ぎこちない吸い方。
 時折妖しげに動く浩平の舌が私の感じたことのない性の感覚を掘り起こそうとする。
 自分で触ったときには感じない、とても甘美な感覚。
 まさか、幼い甥の行動に感じ始めている?
 あまりに背徳的なその考えに、私は強い罪悪感を感じてしまう。
 だから、浩平にはすぐに止めさせようとその顔を見るけど、
 あまりにも幸せそうに吸うその表情を見ていると、
 浩平の行動を止めさせることはできなかった。
 私は背徳感と時折身を覆う性の感覚に漂っていた。

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311詩子さん ◆SHIIko2U :02/02/07 10:56 ID:5D0SQCyv
 やがて、満足したのか浩平は私の胸から口を離す。
 私の乳首と浩平の口の周りは、同じように乳白色の液体で濡れていた。
 枕もとにあるティッシュを取り出して浩平の口の周りをぬぐってゆく。
 そして、私の胸の周りもぬぐっていった。
 浩平は幸せそうな顔をしてもう眠りに入っていた。
 私もパジャマを着なおして、ゆっくりと眠りに入る。
 甘やかすわけにはいかないから一度だけ、そう思っていたけれど、
 本当に一度限りでやめられるのか…
 そう考えるたびに疼く私の胸が、
 はっきりとした答えを持っていることに、私はまだ気づかないのだった。

5/5

以上です。
お騒がせしました。