葉鍵板最萌トーナメント2回戦Round105!!

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221目撃者・楓@投票済
梓 「姉貴・・・遅いよぉ」
千鶴「眠いよ・・・ふぁ」
梓 「あぁ、髪もボッサボサ・・・
   なーんか、耕一居なくなった反動でてない?
   姉貴は美少年趣味だったか・・・あはっ」
千鶴「まっ、かわいかったのは、かわいかったけどねぇ・・・ふふぅ」
梓 「なんだよ。キモチワルイなぁ、思いだし笑い?」
千鶴「なーいしょ・・・さっ、用意できたっと。行きましょ、梓」

耕一が彼の家に戻るその日、行方不明になった。
夕刻を過ぎて、あちこち擦り傷をつくり、服も靴も泥だらけだった。
叔父に「心配したぞ」と頭をポクンと叩かれても、終始無言だった。

彼らを見送り自室へ、空気の入れ替えに窓際へ寄ったとき、
それに気がついた。きれい色のキノコだった。土のついたメモ用紙が添えられている。
「千鶴おねえちゃん この前はごめんなさい おわびになにか探してみて
 これが一番きれいに思えたのであげます ばいばい」

千鶴「・・・なんで、キノコなのかしら、へんな子、へんな子ね・・・ふふっ」

後年、大切に世代を重ねたそのキノコが、柏木家の食卓にあがり、
「千鶴=料理下手」を定着させる要因ともなりました。
どこから出したキノコか・・・思い出を大切にする姉さんは黙して語らないし、
耕一さんも忘れてしまってたのですね。
それではなんとも可哀想なので、書き送ります。
今度、姉さんに逢ったとき、耕一さんのキノコを・・・

楓 「・・・姉さん、何を書いてるの」
千鶴「(ぎっくぅ)」