千鳥足の千鶴さん。
初めて見るその頼り無い姿が俺にはたまらなく可愛らしく感じた。
「これでも梓なんかより軽いんですよ」
ぷーっと膨れた顔で俺を見つめる千鶴さん。
「はいはい、わかってます。わかってますよ」
まるで子供のようなその拗ねた仕種に、少しばかりドキッとして思わず眼をそらす。
駄目だ。この人にはかなわない。心の中で思わず頭を掻きたくなる感じがする。
「本当にわかってます? ちゃんとわたしの眼を見……」
少し強引なキス。
赤かった顔がますます赤くなる。
「わかってます。胸の分だけね」
一応支援。比較的まともそうなのがHDから出てきました(笑)