葉鍵板最萌トーナメント2回戦Round104!!

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585舞台裏だよもん
>>581の続き
穴「お前、千鶴さんじゃないなっ!千鶴さんが、初音ちゃんや楓ちゃんにこんな事を
  する筈がないっ!!」
鬼「ククク・・・俺は千鶴さ。妹どももそう言ってただろう?
  これで、妹どもが証人になってくれるって訳だ。
  リング穴を狩ったのは千鶴お姉ちゃんだってな。」
穴「さてはお前が・・・」
鬼「そうさ、妹どもに情報を流して、ここに来るように仕向けたってわけだ。
  クックックッ・・・全ては計画通りってワケさ。」

千鶴「・・・で、言い残すことはそれだけ?柳川さん。」
鬼「な、何っ!馬鹿な、お前は選手入場SSで忙しい筈。何故ここに居るっ!!」
驚いて振り返った鬼から、ずるりとカツラが落ちる。正体は案の定、柳川だった。
両刀使いだけに、女装もお手の物なのだろうか。
千鶴「私もちょっとリング穴さんに用事があったのよ。それより・・・・」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
千鶴の周りの空気が密度を増す。周囲の気温が急速に失われてゆく・・・
臨戦態勢だった。
柳川「ちっ、絡め手から攻めるつもりだったが仕方がねぇ。
   このまま一気に決着を付けてやるよ!!」

人外の魔闘が始まった。
あまりのスピードに、人の目では何が起こっているのか知ることもできない。
ある時はリング穴の背後で銀光が瞬き、ある時は足下のコンクリートが削り取られる。
直撃こそ無いものの、リング穴の服もカマイタチ現象でズタズタに引き裂かれた。

いかほどの時間が流れたのか・・・数分?それとも数秒だろうか?
死闘の決着は唐突に訪れた。
柳川「勝ァチィィィィィ!!」