911 :
玲子支援SS 2:
「ふみゅ、あだじ、どうじたら……」
思いきっていいました。どう考えても、この子が彼女を卒業させてくれるわけが無いの
ですが、でも、その子には――その笑顔には――不思議な力がありました。
その子には――その笑い声には――不思議な力があったのです。
どんなに暗い気分になっていても、希望を与えてくれるような、そんな力――。
それを聞くと、女の子はにっこりと笑いました。とびきりの笑顔。不思議な力で希望を
与えてくれる笑顔――。
「にゃははは☆ 実はあたしも卒業できないんだー!」
その子の笑顔は変わりません。
「ふみゅぅぅぅ」
「にゃははははははは」
「ふみゅーんみゅんみゅんみゅんみゅんみゅんみゅん」
「にゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ☆」
まあ、一時間もその「にゃはは顔」を見ていれば、きっと立ち直れるはずです。
……二人とも、もう一年頑張れ。