830 :
玲子入場:
仲間の結局、最後の最後まで軽口で送り出してくれた親友達
わかってる、みんなの期待も 信頼も、全て
だからこそ こうして笑って歩いていける。
マントをなびかせて、ゆっくりと花道を進む玲子。
会場は既に歓声に包まれている。
マスコミ『玲子さん! 何かコメントを!』
マスコミ『対戦相手についてなにか!』
玲子はふっと冷ややかな笑みを浮かべた。いや、その表情は既に玲子のそれではなかった。
『……オペレーションは完了した!! ここをおまえの本当の死に場所にするがいい』
芳賀玲子 入場!