葉鍵板最萌トーナメント２回戦Round101!!

葵ちゃん応援団「城塞作戦編プロローグ」


　アロー！　戦友諸君。一ヶ月ぶりの戦場へようこそ。状況をよく知らない読者のために状況説明を行う。
　我ら葵ちゃんを愛する者達は、ロボットによる「つるぺた」を認め、広めようとするマルティシズムの浸透から全てのつるぺた少女を守る為、2001年12月4日、戦端を開いた。通称「青作戦」である。

　その後の経過は周知の通り。かつて「初音のないしょ」でキャラ順位１位だったマルチの実力は計り知れず、幾層もの防御陣地と無尽蔵とも思える砲爆撃で頑強に抵抗。
　激戦が続いた。
　我らはそれに屈することなく進撃を続けたが、一昼夜に渡る戦闘で疲れ切ったわが方には攻め切る力は残されていなかった。「青作戦」は奇跡的な引き分けという結果に終わり、次の会戦に備えて「萌え」と弾薬の補給のために戦線後方で再編される事となった。

　2002年は暗い幕開けだった。神岸あかりの信じられない物量と神尾観鈴の勝利とマルチ側の想像以上の戦力回復の早さに葵陣営は衝撃を受けた。
『マルチ萌え』。これに勝るスローガンはそうはあるまい。

　これに対し、参謀本部はジリ貧を避ける為に「城塞作戦」を発動。
　葵陣営（青軍）は北東部に戦線の突出した、神尾晴子側（熟女軍）を――、

？「なんやとっ！？」

　――失礼、神尾晴子側（空色軍）を優先的に攻撃、その後に東部から迫ってきているマルチ側（緑軍）と対決する、各個撃破策をとる。

「少佐、なぜ空色側を優先するのですか？」
「我々もマルチ側も、どうしても『つるぺた万歳！』という同じ『正義』を信仰している。戦力を分散しあうことは、結局『彼女』に漁夫の利を奪われかねないためだ」

　――いま、全ての命運を賭けた戦端が開かれる……。
「東部戦線の将兵よ！　この瞬間に最大規模の作戦が開始されるのだ。正当なつるぺた少女の運命、葵ちゃんの将来、我らファンの生存は今や諸君の双肩と信仰心にかかっている！
　この戦いで主なる神が我らを助けたまわんことを！　砲撃開始！」
「フォイヤー！」
「フォイヤー！」
「フォイヤー！」

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