575 :
琉一:
力が抜け、ガードの緩んだその体に、俺は指先を突き立てる。
腕や脇、お腹を中心に責めたて、時折やわらかなほっぺたをぷにぷにとつつく。
俺の指が葵ちゃんの柔らかい肉を突くたびに、指を弾く弾力と、かわいい喘ぎ声が返ってくる。
「はぁっ……だ……あっ! あぁん……」
予想外の攻撃に抵抗しきれない葵ちゃんは、木を背にして追いつめられる。
柔らかく盛り上がった胸の先端に、俺はトドメの一突きを入れた。
「ひゃあんっ!」
葵ちゃんは、がくがくと足を震わせ、ついに、木の根元にへたり込んだ。
「せ、せんぱい……わ、私……」
葵ちゃんが、とろりと溶けた瞳で俺を見上げた。
ふふふ、捕獲完了。
これから獲物を味わう、至福の時が訪れる……。
バカなものを書いたと思いつつ、急に蟷螂拳が素晴らしいものに思えてきた。
マンガとかだとたいてい悪役が使っているんだけど。最初の一行のみ本編より抜粋。
今日は回転が速そうなので、ショートシチュを入れていこうかと思います。