うぅ 時期はずれ承知のクリスマスシチュ!(;´Д`)
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雪に覆われた田舎町も温泉とホテルの効果で賑わっている。
そのおかげで柏木家のクリスマスパーティも夜遅く始まった。
梓が張り切ったらしいご馳走に俺が買いに行った特大ケーキ。
暖かな団欒に初音ちゃんの笑顔も輝きっぱなしだ。
気付くと千鶴さんが俺のために用意してくれたワインが
ずいぶんと減っている。梓が飲み始めたらしい。
千鶴さんが小さく注意するが、微笑みながらでは効果はないだろうに。
逆に楓ちゃんや初音ちゃんに薦める始末だ。
やんわりと断る楓ちゃんに、ちょっとだけ好奇心をみせる初音ちゃん。
「ま、今日はクリスマスだし。ちょっとくらいいいじゃないですか」
フォローするように言うと、千鶴さんはちょっとだけ困った顔でうなずく。
「……苦い、よ」
ちょっとだけワインを口に含んだ初音ちゃんの呟きに笑いが起きる。
そうして名残惜しい夜も更ける。
いきなり皿を割ってしまった千鶴さんを尻目に梓が後片付けに入る。
楓ちゃんもなんとなく場を離れがたいようだ。
「それじゃ俺は初音ちゃんを連れて行きますから」
ちょっとのお酒で酔いつぶれてしまった初音ちゃんを抱き上げる。
真正面に見える初音ちゃんの頬はほんのりと紅く染まっていた。