「じゃあ約束だからね」
「…うん」
耕一の言葉にきゅっと瞳を閉じ頬を突き出す初音たん
さわっ
予想していた墨の冷たさとは違う感触にびっくりして瞳を開ける初音たん
「…な、なに?」
耕一が手にしていたのは墨のついていないやわらかな筆だった
「ん、初音ちゃんのほっぺ見てたら墨塗るのもったいなくなってね」
「…おにいちゃん☆」
「でも、約束だから……えいっ!」
筆先で大きくバツをなぞる耕一
「きゃっ…く、くすぐったいよぉ」
「まだまだ…ほら!」
「きゃふっ!」
面白いくらい反応する初音たん
「じゃぁ、ここなんかは?」
「え………きゃんっ」
筆先は初音たんのうなじを攻め立てる
「ちょ…おにい……はふぅ」
より大きくなった反応に耕一の筆さばきも過熱する
ふと気付くと初音たんはふらふらと耕一の肩に倒れこんでくる
「ごめん。ちょっとやりすぎたかな」
「……はふぅ、はふぅ」
とろんとした瞳で耕一を見つめかえす初音たん
「………」
「部屋に…行こうか?」
「……うん」 (;´Д`)ハァハァ