葉鍵板最萌トーナメント2回戦Round97!!

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627み ◆MIYUciEM
「しょうが湯よ。あったまるから。」

「あ、ありがとうございます。」

甘くて辛い、不思議な味。しかしとてもなつかしい味がして、体の芯からあったまる感じがした。
秋子さんは、あゆの忘れ物のほうに、ちらっと視線を送り、そして俺のぼろぼろになった手を暖かい両手でつつんでくれる。

「祐一さん、あんまり自分を責めないでくださいね。」

「・・・?」

「いえ、いいんです。
 コートは、きれいに洗濯しておきますね」

秋子さんは意味深な言葉をかえす。

「すいません。」

「いいのよ。それより、お風呂、もう入れるわよ。」

十分暖まったところで、沸かしなおしてくれた風呂にはいる。