葉鍵板最萌トーナメント2回戦Round97!!

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624み ◆MIYUciEM
「7年前の冬に、この街で何があったか・・・ご存じですか?」

「・・・いえ、何も知りませんけど」

「そう」

「何が・・・。あったんですか?」

「大したことではないですよ」

「・・・」

「木が、一本切られたんです」

ちょうど、その時、お湯が沸き、秋子さんは台所に入っていったので、その表情はわからなかった。

あの切り株・・・。
7年前に切られたという木。
奇妙な符合だ。
秋子さんが白っぽい飲み物をつくってもってきてくれたところで、思考は中断された。