由綺「よかった、君が現れてくれて……」
「質問をしたい、愛されるとは…………」
「冬弥君に愛されるとはいったいなんだろう」
理奈「大晦日イベント通過―――――スタジオでのセクース―――」
「私にとっての冬弥君に愛されるとはそういうものです」
由綺「……とするならば」
理奈「冬弥君の恋人でありながら」
「現時点(2/26)まで必須イベントが1つも起きていないあなたは―――――――――」
由綺「一度も冬弥君に愛されたこといない」
由綺「喜劇だ…」
「冬弥君と付き合って以来―――」
「冬弥君に愛され続けていると思っていたわたしが実は」
「実は11月以降一度も愛されていない」
「ハハハハハハハ、これ以上の喜劇があるかねッッ」
「ハハハハハハハハハ、傑作だッッッ」
「ならば……愛されたいな」
理奈「それはかないません」
「たった今生まれたばかりのささやかな夢」
「この私が断つ」
由綺「理奈ッッッ」
由綺(気づいていたよ、緒方 理奈)
(わたしこそが冬弥君に愛されていなかったのだ)
(冬弥君の恋人だったはずのこの私の人生が)
(その実、暗黒に満ち―――――)