448 :
1の場合:
「えっ、やだっ、冬弥くっ……!?」
美咲さんの躰を抱きすくめた。
「えっ、えっ、だ、だめっ」
「何がダメなの?」
美咲さんの顔は羞恥で真っ赤だ。
「こ、こんなところで、そんな、だめだよ……」
おろおろしながら、そんなことを言う。スクランブルエッグがじゅうじゅう
といい音を立てていた。
「だったら、どうして美咲さん、そんな格好してるのさ」
美咲さんが硬直する。
「こ、これ、違うの……! その、服が、見つからなくて、それで、
冬弥くんに、朝ごはん作ってあげないといけないし……」
ふうん、と俺は言いながら、美咲さんの健康的な太股を撫でた。
「ひゃっ! だ、だめだよ、冬弥くん……」
「美咲さん……俺、がまん、できないよ」
耳元で熱い息を吹きかけながら、そんな事を訴える。
「だめ……だってばぁ……」
心なしか、美咲さんの声に甘い響きが混じり始める。
勿論、俺は止めない。エプロンの中へ入れた右手で下着越しに
美咲さんの胸を愛撫する。
エプロンの片方の紐がぱらりと肩から外れた。
「だめ……ほんとうに……だめ……だよ……もう、冬弥くん……の
えっちなんだ……から……」
「美咲さんもエッチだよ、朝からこんな格好してさ」
俺は美咲さんの耳たぶを甘噛みし、舌を彼女の耳の中に滑らせた。
「ひゃうん! だから……ちがう……もん……」
美咲さんは、耳への攻撃に激弱である。
ちゅっ、ちゅっ、と鳥のようなついばみを彼女の耳や頬に繰り返した。
そして最後に彼女の唇に到達すると、ゆっくりと舌を挿入した。
<つづく>