往人 「観鈴、悪いんだけど金貸してくんない?」
観鈴 「お金?往人さんぴんちなの?わたしちょっとしか持ってないよ」
往人 「いや〜、5000円ばかり貸してくれないか?」
観鈴 「が、がお・・・そんなに持ってないよ・・・お小遣いまだ先だもん」
往人 「なんだよ、変なジュースしか買わないくせに、何でないんだよ」
観鈴 「もともと少ないんだよ〜。にはは、もう少ししたら貰えるから」
往人 「今必要なんだよ。あーあ、もういい。分った。お前に頼んだ俺が馬鹿だった」
観鈴 「あれ・・・往人さん人形もってどこ行くの?」
往人 「もっと人の多い町に行く。この町じゃ大道芸見てくれる人も少ないからな。
そういうわけだ。じゃあな観鈴」
観鈴 「が、がお・・・待って、貯金箱にあるかも知れないよ?持ってくるね」
観鈴 「にはは、ぶたさん貯金箱登場〜〜観鈴ちんのへそくりは・・・」
<がしゃ〜ん>
往人 「小銭ばっかりだな」
観鈴 「えと、観鈴ちんのへそくりは・・・がお、3000円とちょっと・・・・あ、あと今もってるのが
800円だから・・・うう、でも足りないよ・・・」
往人 「それでいいから貸してくれ」
観鈴 「いいの?・・・・・・これで往人さんこの町にいられるかな」
往人 「まあな。いや、スロット新装開店でさー、今日は絶対出るはずなんだ。
出たらちゃんと返すからさ」
観鈴 「すろっと?・・・にはは、うん・・・・・あ、もう出かけるの?
・・・・・・何時ごろ帰るのかな?」
往人 「晩飯までに帰ると思うよ。じゃあな」
観鈴 「うん・・・じゃあ、いってらっしゃい・・・」