「「どっち!?」」
「……え?」
目の前には、郁美ちゃんとあさひちゃん。
二人が、真剣な顔をして俺に決断を迫る。
「そんな、いきなり『どっち』っていわれても、一体何のことか……」
「もちろん、あたしを選んでくれますよね、和樹さん。……あたし、ずっと和樹さんを見てきたんですから…」
「も、もちろん、あた、あたしを、え、選んでくれますよね、和樹さん。……あの、あの…あたし、和樹さんが、い、いないと……」
選べといわれても……
「あたし、まだ子供ですけど…でも、これから和樹さん好みの女になれますから…きっと、若い方がいいんじゃないかなーって。五年は美味しいですよ」
「あの、あの、和樹さんには、同じ年くらいの女の子が、あの、その、似合うと思います……それに、あの、わたし年よりも若く見られますから……二度美味しい…」
……どうしろというのか。
「そんな、俺、いきなり選べっていわれても……」
「「分かりました」」
ほっ。分かってくれたか。
「じゃあ、あの、和樹さんをかけて、し、勝負しましょう!」
「ええ、望むところです。どちらが和樹さんがふさわしいか、分からせてあげます!」
……分かってねえ。
「そ、そんな俺をめぐって勝負なんて……」
「勝負は……『和樹さんをどれだけ悦ばせられるか』で」
「ええ、いいです。…あ、あたし、ま、負けません!」
俺を置いて、事態はどんどん進んでいく。
「じゃ、勝負開始っ。えいっ」
ちゅ
郁美ちゃんは、いきなり俺にキスをする。
唇を重ねるだけのキスから、次第に、舌をこじ入れる濃厚なキスに。
くちゅくちゅと、舌を絡める。クラクラくるような、キスの感覚。
「い、郁美ちゃん……郁美ちゃんばっかり、ず、ずるいです。あたしも……」
半ば押しのけるように、あさひちゃんが郁美ちゃんと代わって、キスをする。
郁美ちゃんのキスを見ていたからか、最初から激しく情熱的なキス。
くちゅ、くちゅ
舌が絡み合う。あさひちゃんの、唾液の、味。
郁美ちゃんのとはまた一味違う、キスに、脳髄までとろけそうになる。
「あーっ、あたしより長いです。じゃ、あたしは……」
郁美ちゃんは、いきなり俺のズボンを下ろし、トランクスまで下ろす。
「うふふ、和樹さんの、かわいい」
まだ完全には勃起していない俺のモノを、郁美ちゃんは手で撫でまわす。
「ん…んむぅっ…」
幼い、柔らかい手が俺のモノに触れるたび、擦れるたび快感が襲う。
あさひちゃんのキスで口が塞がれているのに、それでもつい声をあげそうになる。
「あはっ。もう、勃っちゃいましたね」
俺のモノは、見る見る大きく怒張し、屹立する。
「…ぷはっ。い、郁美ちゃんがそう来るなら……和樹さん、あ、あたし和樹さんに、よ、悦んでもらうため、れ、練習して……」
あさひちゃんは俺の唇から口を離すと、そのまま俺の下半身のほうに顔を持っていく。
そして、ちろ、ちろ、と俺のモノを舐め始める。
「う、うわっ…気持ちいいよ、あさひちゃん」
郁美ちゃんの手でされているのも気持ちよかったけど、あさひちゃんの舌の温かさ、這い回るぬめぬめとした感覚が、より一層快感を増幅させる。
「よ、よかった…じゃあ、も、もっとしちゃいます」
あさひちゃんの舌は、亀頭から茎の部分へ、そして袋の部分へと。
くまなく舐めまわされる、快感。
「あ…あたしだって、あさひさんには負けません」
郁美ちゃんは、そう言うと、ぱくりと亀頭を咥える。
温かい粘膜に包まれる感覚。それだけでも快感が爆発しそうになる。
郁美ちゃんは咥えると、その小さな舌を蠢かせる。
舌で、鈴口へと裏筋へと刺激を加える。
「うぉ…う、郁美ちゃんも、気持ちいい」
俺は、たまらず声をあげる。郁美ちゃんは、そのまま咥える唇を前後させる。
ちゅぷちゅぷと音を立て、カリや茎が擦りたてられる。
「ふぃもふぃいいれふふぁ…?」
口に含んだまま何かを言おうとするのすら、刺激となる。
ちゅぷ、ちゅぷ
ちゅく、ちゅく
郁美ちゃんと、あさひちゃん。二人が俺のモノを一心不乱に攻めつづけている。
押し寄せる快感。少しぎこちないところが、快感を持続させる。
「ど、どっちが、き、気持ちいいですか、和樹さん?」
「和樹さん、どっち?」
いったん口を離して、二人が聞いてくる。
「うーん……どっちといわれても、どっちも気持ちよすぎて……」
「わ、分かりました。あ、あたし、和樹さんのコトもっともっと気持ち良くしたい……」
あさひちゃんが、上着を脱ぐ。可愛らしい、薄いピンクのブラジャーがいやでも目に付く。
「あ、あたし、そんなに、お、おっきくないけど、でも、む、胸で、和樹さんを、き、気持ち良く、します……」
ブラジャーをずりあげる。ぷるんと、形のいいおっぱいがこぼれ出る。
あさひちゃんはそのまま、俺のほうに体を寄せ、
ぷに
そのおっぱいで、俺のモノをはさんだ。あさひちゃんのおっぱいは張りがよくて、俺のモノに程よい刺激を与える。
ちょっと小さめなので、俺のモノを完全に挟むには至っていないが、それが、また淫靡だ。あさひちゃんが両側からおっぱいを寄せて、何とか挟もうとする。
そして、モノをはさんで、上下に擦り立てる。唾液が潤滑油になってスムーズに擦られる。
「ど、どうですか…?」
上目づかいに聞いてくるあさひちゃん。
その表情だけで、イってしまいそう……
「あたしも、負けてられませんっ」
郁美ちゃんも負けじと上着を脱ぐ。まだ発達していない胸、コットンのスポーツブラが、また欲望をそそる。
郁美ちゃんはさらにスカートも脱ぐ。みずいろのストライプのパンティの、股間には大きなシミ。
「あたし…もうこんなになっちゃいました…」
郁美ちゃんが、恥ずかしそうに言う。
「あたしのココで…気持ち良くします…」
郁美ちゃんは、パンティを脱ぎ去る。無毛の割れ目が、かすかに濡れている。
「い、郁美ちゃん…」
郁美ちゃんは俺の体に上に乗ると、割れ目を俺のモノに押し付ける。
郁美ちゃんの割れ目は、熱く、愛液にぬめっていた。
「ま…まだ、入らないけど…せめて…あたしのココで…ああっ…気持ち良くなって…」
俺のモノは、郁美ちゃんの割れ目と、あさひちゃんのおっぱいに押し挟まれた格好になる。
郁美ちゃんは、そのまま腰を動かす。割れ目が、俺のモノをくちゅくちゅと擦りたてる。
いわゆるスマタの格好になる。
「あんっ…あっ…クリトリスが…擦れて…」
柔らかく熱い割れ目の感覚が俺のモノに伝わる。たまらない快感。
郁美ちゃんも摩擦で感じてしまっている。その嬌声が、一層俺のモノを奮い立たせる。
「あんっ…あっ…んんっ…」
「あ、あたしも…あたしも、い、一緒に、気持ち良く…」
あさひちゃんもパンティを脱ぎ、俺のモノに割れ目を当てる。
郁美ちゃんとあさひちゃんの割れ目が、俺のモノを擦り立てる。
ぐちゅ、ぐちゅ
ぐっちゅ、ぐっちゅ
俺のモノは、二人の愛液と俺の先走り駅でぐちょぐちょになっている。
それを二人がすりたてるのだから、水音がぐちゅぐちゅと響く。
俺のモノでクリトリスや入口が擦られて、二人も肌に赤みがかってくる。
「あん…あんんっ…」
「あんっ…やんっ…」
嬌声が、ハモる。
「う…うっ…すごい…俺…もう…もたないや…」
「あんっ…和樹さん、和樹さん、あたし、あたし……もう、…もう…あああんっ…イっちゃうーっ!!」
「あっ…ああっ…か…和樹さん…もう…あたし…だめ…だめっ……ああああああっっ!!」
二人が、びくびくと体を痙攣させて、絶叫する。
俺も、すでに限界がきていた。
「で、出るっっ!!」
びゅく、びゅく、びゅく、びゅくっ
振り切れる射精感。
俺のモノは、二人の体に挟まれ、白濁液を吐き出しつづける。
二人の下腹部を白いものが汚していく。
「「「はぁ…はぁ…はぁ…」」」
「……ね、和樹さん…?」
「ん?」
「ど、どっちが…よかった…ですか?」
絶頂の後の余韻覚めやらぬうちの、質問。
俺の答えは、まあ、最初から決まっていたようなものだが。
「どっちなんて選べるわけないさ……どっちも良かったよ、郁美ちゃん、あさひちゃん」