葉鍵板最萌トーナメント!!2回戦 Round79!!
873 :
某香里スト:
とある人気投票で名雪陣営に応援要請
でも確保できたのは2票だけ =■●_
せっかくだから応援SSを2回に分割して貼るぜ!
「祐一〜、遅いんだお〜」
そう言って俺の前を歩く名雪の足取りは非常に危なげだ。
まったく、いくらイチゴの甘い味だからといって、ストロベリー・マルガリータやらいちごカルピスサワーやらをあんなに飲んだらこうなることは目に見えていただろうに――。
『帰りは相沢と一緒だろ? 水瀬は心おきなく飲めばいい』
『相沢君、送り狼になっちゃだめよ?』
――北川も香里も名雪を煽るだけ煽って俺に押し付けやがって。
明日は名雪も俺も朝から講義が入ってるってのに……遅れて入るとうるさい教授なんだけどな。
この北の街で名雪に再会してから1年半。
いろいろあって今は名雪と同じ地元の大学に進学し、相変わらず水瀬家に居候している。
北川や香里とは別の道を歩むことになったが、それでもこうしてたまに飲みに集まるなど美坂チームは未だ健在といったところか。
都市と呼べるほど大きな街ではないにせよ、ここら辺の繁華街は夜となるとさすがに賑わっている。
煌びやかなネオンサインは鬱陶しいと思うこともあるが、逆に人が暮らしているんだという実感を確かな物にしてくれているのも事実だ。
……続くっ!