葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 Round62!!

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927かんにゃ
みちるのおつかいB
んに〜、負け犬国崎往人と別れた後、みちるは山の手に向かって歩いた。
ホントに、どこにあるんだろ、お米屋さん。
むぅぅ〜、なんか町のはしっこの方に来ちゃったよ。
ん?なんか奇妙な物体がわさわさと揺れながらやってくるよ・・・・。
「にょわっ!なんだこれ?」
「えっ?これはナマケモノさんだよ〜」
良く見ると、みちるより少し年下くらいの子が、手足が異様に伸びた物体を
体全体で抱きかかえてた。
「ふ〜ん、ナマケモノって言うんだ、これ。なんか気持ち悪い・・・・・」
「そんなことないよ〜。かわいいよ〜」
その子は屈託なく笑うと、なぜか国崎往人を彷彿とさせる奇妙な物体を
ほほですりすりした。
「お姉ちゃんもやってみる〜?」
「にょ、にょわ!みちるはいいよ」
みちるはちょっと慌てて言った。その物体に触るのに気が進まなかったのもあるけど、
『お姉ちゃん』って呼ばれて、なんだが、むずがゆかったから。
とっても照れくさくなっちゃった。みちる・・・・もしかしたら今、顔が赤いかも。
「お姉ちゃん、みちるっていうんだね。私は、しのさいか。六歳だよ〜」
「んにゅ・・・・さいか・・・・・」
「うん!みちるお姉ちゃん、一緒に遊ぼうよ!すぐそこに河原があるんだよ〜」
「えっ、う、うん。いいよ」
『お姉ちゃん』か・・・・・。
〜つづく〜