葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 Round62!!

＜突発ショート劇場�E〜ヤックにて＞
「そういえばさ」
「何？」
「吉井はどこまでいってるのよ」
「１５ページまで訳してるけど……」
「違う！　藤田のことよ！　男！　オ・ト・コ！」
「おおおおお、岡田ぁ！　声が大きいよ」
「ふたりとも声がおっきいよお？」
「ﾎﾞｿ）で、どうなのよ？」
「ﾎﾞｿ）な、何がよ？」
「こないだアタックしたってんでしょ」
「『アタック』は死語だと思うけど……」
「んなこたーどーでもいいの！　で、どうなのよ？」
「そ、それを報告する義務はないわよ」
「んにゃ、ある！　でないとあたしたちの支援が」
「そんな支援いらないよ」

＜突発ショート劇場�F〜ヤックにて�A＞
「そんなこと言ってていいの？　ライバルは片手じゃ足りないんだから」
「そ、そんなこと知ってるわよ。それに、岡田だって私のこといえないでしょ。
矢島君に告るっていうのはどうなったのよ？」
「ああああああ、あれは、べべべ、別にいいじゃない」
「良くない！　でないと、私たちの支援が」
「そんな支援は別に」
「そう言ってていいの？　矢島君あれでかなりもてるんだから」
「そ、そんなこと知ってるわよ。それより、松本はどうなのよ」
「あたし？　シェイクおかわりしたいなーって」
「違う。恋愛よレ・ン・ア・イ！　惚れた腫れたってやつ」
「ふえ？　あたしが？」
「そう。ま、あんたにゃあんまり期待はしてないけど、一応聞いておくわよ」
「ﾎﾞｿ）逃げ……」
「とにかく！　松本、誰か気になる人とかいないの？」
「気になる人？」
「そう」

＜突発ショート劇場�G〜ヤックにて�B＞
「いないこともないかなあ」
「(ﾟдﾟ) えっマジ！？」
「いるの！？」
「うん」
「信じられない……」
「うん。ﾎﾟｹﾗｯﾊﾟ天然ﾁｲﾊﾟｯﾊﾟ松本が……」
「いやあ、そんなに褒められても」
「褒めてねーよ」
「で、誰なの！？」
「吉井……。そんな身を乗り出さなくても」
「誰なの？」
「えっとねー」
『えっと？』
「――長岡ちゃん、かなあ……」

((どうしてそこで赤くなる！？))


波乱含みのまま、幕――