葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 Round61!!

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702冬ざれ
「冬、好きですわ・・・・・・」
 と、彼女は言った。
 冬の寒さにすっかり葉を落とし、春を心待ちにしている木々の中で。俺に背を向けたままで。
 冷えて澄み切った空気の中で遠くまで見通せるような、そんな感覚が好きなのだという。
 まるで最初から全てのものごとの帰結が定まっているかのように、正確に無駄なくこなしていく弥生さん。
 そんな彼女の心象には、荒涼たるもののみが横たわっているのかもしれない。
 好みなんて言葉は、彼女には似合わない。
 人間の言う好き嫌いなんて、脳内の電気信号が生み出す錯覚のようなものだと言う彼女から、
 『好き』なんて言葉が出てくること自体が、俺には驚きだった。
 しかし、四季の内春よりも、夏よりも、秋よりも、彼女には冬が似合っているとも俺は思った。
 そして、彼女はあの独特な、直線的な動作で振り返る。
「藤井さん、わたくしは・・・・・・」


 何か書こうと書き始めたけど、この後を続ける技量も構想もない事に気が付いた。
 キリが良さげなところで切り上げて、投票といこう。
 <<弥生さん>>に一票!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 あのクールさが好きだ。
 しかし、その下におしかくされた情熱が好きだ。
 弥生さん、ハァハァ・・・・・・。

※LAN接続っス