葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 Round61!!

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387セルゲイ@D
そして、現在の弥生さんへ。(ゲーム本編画像)
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そして、差し出された弥生さんの白い両腕が俺を不意に包み込む。
髪の間から、かすかな香りがした。

冬弥「弥生さん…?」
まるで嫌がる素振りも見せずに俺は言った。
だけど弥生さんは何も答えない。
ただ切なげな、それでもやっぱり温度の感じられない吐息が俺の首筋を撫でる。
冬弥「弥生さん…」
それでも彼女は何も言わない。
ただただ必死に俺を抱きしめるだけだった。
冬弥「はは…。今日は…キスはしてくれないんですね…?」
不謹慎だとは思えたけど、だけど、何故だか今はこんな冗談を言うのがふさわしく思えた。
弥生「ええ…」
少しかすれた声で弥生さんは答える。
弥生「だって…私は、藤井さんを愛しておりませんもの…」
冬弥「そうですよね…」
判ってる。
痛いほどに、すごく。
弥生「…私が藤井さんを愛してしまったら…
由綺さんが、苦しみます…。ですから…」
冬弥「…………」
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