葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 Round58!!

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794名無し忍者

 試合が終ったのにも関わらず、もの凄い歓声がここまで届いている。
 吉井の話だと、同点勝ちあがり。
 盛りあがらない方がおかしいわね。
「ひゃー、凄い熱気だね〜」
 松本の言葉は緊張感が無かった。
 盛りあがるのは良い、楽しいに越したことは無い。
「大丈夫、岡田なら頑張れるって!」
 そう言う吉井の声は震えていた。アンタが緊張してどうすんのよ。
 勝ちたくないとは言わない、どちらかと言えば勝ちたい。
「大丈夫? 岡田。緊張してるの〜?」
 アンタが言うと煽ってるのか心配してるのか判断に苦しむわね。
 でもまぁ、やれることやるしかないでしょ。
 適当にね。
 適した当たり方をするだけよ、後悔しないように、さ。
「ふぇ?」
 松本頭に手をポンと置いて、吉井の方に目をやる。
「行ってくる……アンタに続けるように頑張ってくるわ」
「え、うん! 頑張って、岡田!!」

 岡田メグミ、入場!!