永遠の終り、そして始まり 1ページ
我が子よ、よくお聞きなさい・・・・・・・・・
これから話す事はとても大切な事
永きに渡り、語りづかれてきた思いなのです。
物語は終幕をむかえつつあった・・・・観鈴は最後まで頑張る
その最後の最後でのやるべき事がまだ残っていた・・・・・
観鈴は空へと翔けていく、胸の中にその一生分の思い出を携えて
背には純白の翼を携え、その翼は風を孕み、大空へと舞い上がる
(もう1人の私につたえなくっちゃ、楽しかったこの夏休みの事を)
(そして終わらせるの・・・・・私で・・・・・・最後にするのだから)
永遠の終り、そして始まり 2ページ
もう1人の少女は遥か大空の彼方にあった、そのまわりには一面の空
広大な空間の中に、ただ1人漂う
下界との距離は、少女が人々との交わりを拒絶しているようかであった。
観鈴はついにそこへとたどり着いていた。
初めてみた人なのに不思議と既視感(デジャブ)を感じる。
直感的にもう1人の自分であることを認識していた
「はじめましてわたしは観鈴、もう1人のあなたです・・・・・
・・・・・・・・・・わたしあなたに会いにきました」
もう1人のわたし・・・・それは1000年ほど前に存在していた人に非ず者
伝説が伝える所では、翼をもつ存在、呪われし存在、星を記憶を司る存在等
様々な言葉でそのものを記す。
その記すところの一番最後の翼人の名は、神奈乃命
・・・・・・それは、観鈴の問いかけに対し反応を示す。
永遠の終り、そして始まり 3ページ
「・・・・・・もう1人のわたし?・・・・・余の転じて生まれ変わり者の事か・・・」
「悪い事はいわぬ、そちがなにを目的としてきたのかは知るところでないが、
余に関わらぬのが懸命じゃ・・・・・・余を独りにしておいてくれ」
観鈴にはその言葉の真意が理解できていた・・・・・かつての自分と全く同じであったからだ今度は自分が(私)を励ます番だ・・・・・そう観鈴は考える
「にははは・・・・でも独りはさびしいよ・・・・・2人だと楽しい・・・
観鈴ちんと一緒にがおおおおっと楽しい話をするの・・・ね・・」
「なにもいうな!・・・・・・・・聞きとうない・・・・・・」
「お主・・・・余の行った事をしっておるのか?、
おぬしをつらい目に合わせてきたのは、全て余のせいなのじゃぞ」
「余の夢は、生まれ変わりし娘子を蝕んでいく・・・・余はそれを止める事も
かなわず、ただ観ることしかできずにいて・・・・・」
「また遙な昔、余を護ってくれたものにも、同じ仕打ちをしてもうた・・・・・」
永遠の終り、そして始まり 4ページ
「ちがうよ!、もうそれは終わったの!」
「なにが終わったのじゃ?なにも終わらん!なにも変わらん!
なにが変わったのかわからない!どうすればいいのかわからない
どうしようもない・・・・・」
観鈴は悲しかった、その悲しみはわかりすぎるぐらいに・・・・
どうすればいいのだろう・・・・・
どうしたらわかってもらえるのだろう・・・・・・・とにかく励ます・・・
それしかできなかった・・・・・
「・・・頑張るの・・・頑張ればきっと楽しくなるから・・・・だから頑張ろう!」
「・・・そなたはどうしてそんなにも頑張れるのじゃ・・・・・余とは大違いだ・・・」
「・・・悲しみに耐え切れずに天に逃げた余とはな・・・・・」
「違うよ・・・わたしだって強くない!・・・・・・もうなにもかも嫌になって・・・・
眠りたい・・・・・楽になりたいと思ったときもあった。
だけど往人さんが・・・・お母さんがいてくれたから・・・・・
だからわたし頑張れた!、あなたにもいるから・・・だからあきらめちゃ駄目!」
「余にはもうだれも・・おらんのじゃ・・・・母上、裏葉・・・・・柳也・・・
みんなおらぬ・・・みんな余が・・・・・」
(ちがう・・・・)
・・・・・・・どこからか声がした
(ちがうよ!・・・・それはちがうんだよ!!)
その声は徐々にはっきりしてきたかと思うと、1羽の鳥が近づいてくる
まだ飛ぶ事に慣れたばかりの頃の様な頼りなさげに・・・・・
永遠の終り、そして始まり 5ページ
「そら!とべたのね、すごい!・・・・すごい!」
(うん!みすずにあいたくて、がんばった、そしたら身体が自然に・・・)
「そらの言葉なの?・・・・そらがしゃべっているの?」
(言葉は難しくてわからない・・・・でも不思議とわかる・・・・・・・・
みすずと意識がつながっているのかもしれない・・・・・・)
(それよりも・・・・いまは・・・・・)
そらは神奈のほうに身体を向きなおしていた
(さっきの君の話だけど、君には誰もついていないなんて・・・・・・・
ちがうんだよ!・・・ぼくにはわかるんだ!)
(きみには、現在でも・・・・見守っている人がいる・・・・・・・
一千年もの間、きみの事をかんがえて・・・・ぼくだってみすずだって・・・・)
「お前は何者なのじゃ?」
(ぼくは、あなたに会うために・・・救うために!
はるか昔よりの思いを受け継いできた最後の思い)
(みすずと共にあなたを永遠の檻より開放する)
そらは片方の翼を広げそして振り下ろす、何枚かの羽が翼よりはがれ、
光彩を放っていった
光がおさまったかとおもうと、後には人形が残されていた。
(この人形には、みんなからあなたへの思いがこめられてるんだ
・・・・・・一千年もの思い)
(そしてみすずの一生分の思い出・・・・・・これで君を救う事ができる・・・・)
(覗いてごらん・・・・・そして見つけるんだ!自分の環るところを)
永遠の終り、そして始まり 6ページ
神奈はたくさんの思い出に包まれていた
悲しい事もあった・・・・・・・・・・・・・・
必死で自分を探しもとめ、そして懸命に自分を直そうとしてきた人々の思い
一千年の間受け継がれ、果たせることなく終わっていった無念、次への希望
楽しい事もあった・・・・・・・・・・・・・・
母と子の人形劇、山道のかけっこ、楽しかった夏祭、
はじめて母と一緒にいった海
母からの贈り物・・・・・・・・・それはみんな素敵な、暖かな思い出
永遠の終り、そして始まり 7ページ
「裏葉、柳也・・・・母上!」
「神奈さま!お久しぶりでございます。」
「余は・・・余はあいたかったぞ・・・さみしかったぞ」
「申し訳ございません・・・私たちはさがしていました・・・・いままでもずっと
神奈様のことずっとさがしていたのです・・・・・・・」
「人形に願いをたくして、その子孫達と共に・・・・・・」
「神奈、本当にすまなかった・・・こんなにも長い間お前を護る事ができずに・・・」
「俺は本当に益体無しだ・・・・・・・・」
「だけど・・・お前は本当に自分勝手だ・・・・・・俺達の気持ちを知らずに」
「余は自分勝手じゃったのか・・・・・・」
「ああなんで、お前はこんなにも意地っ張りなんだ!、
こんな空高くただ1人きりで・・・・・」
「なんで1人でかかえこむ!・・・・俺も一緒にお前と共に、・・・・お前を苦しめるものから護りたい」
「もう離しはしない・・・・決して・・・・お前の苦しみを共に・・・・」
「・・・・・・共に分かち合いたい?」
「苦しみをもか?それでいいのか?・・・・・」
「わたしたちは家族でございますよ!神奈様、我が子が苦しんでいるときには親はその痛みを
分かち合いたいものなのです」
「家族・・・・そうじゃな家族がいたのじゃな・・・・ぐすっ・・・ふふ・・余は甘えて
ばかりになってしまうな・・・・・」
「大変うれしゅうございますわ・・・・・・」
「さあ一緒に泣いて苦しんで、そして・・・・・・その後は、一緒に笑いましょう
永遠の終り、そして始まり 8ページ
(我が子、神奈よ・・・・・・・・)
(皆・・・そなたの帰りをまっているのです・・・・・・)
(いつも・・・あなたのことを・・・母の大地より思っていました、
遠くにはなれていった我が子をおもっていました・・・・・・)
(わたしも・・・・大地の皆もお前の事をまっています、・・・・・さあ帰ってきて)
神奈・・・・・戻ってきて・・・・・・・・・・
永遠の終り、そして始まり 9ページ
「余はちっとも悲しい事なんてなかったんだな・・・・・すごく幸せだったのだな」
「こんなに温かな居場所が・・・・・帰れる場所が・・・あったんじゃな」
「ありがとう・・・・・・・・・」
「そして・・・・・ただいま!・・・・・・」
「おかえりなさい!神奈」
永遠の終り、そして始まり 10ページ
(おわったな・・・・・・・・これで・・・・・・・)
「往人さん?往人なの?・・・・・そらの姿が!・・・・・・・往人さんに」
(おれの姿が・・・・・・人間?・・・・・手も・・・足も・・・ある
戻れたのか?・・・・)
「往人さん・・・・・往人さぁぁぁぁぁぁん!」
「がっがお・・・うえっうえええええ−−−−−ん」
ぽかっ
「・・・いたい・・・・往人さんいたい・・・・なんでそんなことするかなあ?」
「おまえが、がおっていうからだ・・・・あいからわずだな観鈴は・・・・」
「でも夢じゃないんだね・・・・・・ぐすっぐす・・・がおっがおおおお」
「そうだな・・・・自分の存在を疑うのも変だが」
「さあ泣き止んでくれ・・・人形劇をみせてやるから・・・・・・・」
「無理だよ往人さん・・・だってうれしいから・・・・勝手に・・・・嬉しすぎるから」
「にははっ・・・・・ぐすっうええええ・・・・・・・」
2人はお互いに体を寄せ合う、自然と視線が交差を重なり・・・
その距離をちかづけていき・・・・・・重なる
互いの深く深くつながっている・・そんな二人に言葉は必要としなかった
観鈴・・・・・・・・
往人さん・・・・・・・・・
そろそろ俺達も帰るか・・・・・・
うん
還ろう 星の大地へ
永遠の終り、そして始まり 11ページ
我が子よ・・・・・還るときがきました・・・・・
海から雨粒のもとが、空へとあがり雲となり
雨粒が地上に落ち、その重なりが川となり
また再び海へともどっていく
すべてはものは互いに・・・・つながっているのです
元々1つなのですから・・・わたしたちは・・・・・・
こうして、星の記憶を司るものは、また故郷へと還っていきます
永遠の終り・・・・・・・・
同時に永遠の始まり
それは新たな物語のはじまり
海岸を歩く少年と少女の2人・・・・・新しい物語は2人と共に歩き始める
その歩みはどこへと続いていくのでしょう・・・・・・・・・・・・・・
時のながれはその歩みを止める事を知らずに・・・・・・・・・・
永遠へとつづいていく・・・・・・・・
END
はじめまして!、HN天神海士です
助手の高槻だあああああああぁぁぁぁぁ
このへたれがああああああ、こんなちんけなSSかきやがっってえええ
小学生並みの文章だああああああああ、いいのかああああああ
こんな文章でええええ、簡単にこんな文章書いていいいのかああああ
大切な支援じゃあないのかあああああああああ
うるせええ!しばらくねむれええええええええ!
ばこっ
(くぎバットで後頭部をフルスイング)
きゅうううううう・・・・・ばたんっ・・・
ふしゅうう・・・・あんまり長文にしたくないのに、
語尾をのばしおってからにいい、では気を取り直してと・・・・
神奈支援を目的として書いたつもりのSSでしたが
萌えていただけましたでしょうか?・・・・・多分無理かなあ
自分でもわかっているのです・・・・・・弱点は・・・・
シナリオを意識する余りに萌えのシチュが足りず、
キャラの魅力が引き出せていないことに・・・・・・・・
神奈の事を書こうとすると設定を意識してしまい、
どうしてもシナリオメインに走ってしまうんですよねえ
SFマニアにとっては格好の材料なだけに、避けようがなかった・・・・
本当はもっとオリジナリティの風味を出してみたかったです
星の記憶を司るものの正体・・・・・
人と翼人の関係・・・・
高野山僧侶の呪い・・・etc
等を絡めた、壮大なSFを書きたいとおもっていたのですが
・・・・・・これ以上萌えから遠くなるとまずいのでやめました。
この物語はガイア理論を強く押し出した形となっています。
簡単に一言で説明すると、「地球は1つの生き物である」
ということなのですが
この物語は「すべての魂は元々1つのものである」を
テーマにしているつもりで書きました。
もっとそこらへんのつながりに関するドラマを強く
出したかったのですが
文章をまとめるだけで精一杯でした。
そこらへんは、また機会があれば書いてみたいなと思っています
高槻いいいいいふっかあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁつ!
もうみちゃいられええねえええ
なにがああ得意なああ顔してえええ、テーマじゃああぼけえええ
ぶちきれええたああああああああああああああ
きょううびいい、SFなんてええ流行らんんんのじゃああぼけええ
SS通のおれからあああいわしてもらえれええばあああ
言葉ぜめえに中だああしいいいいいいいいいいいいい
これじゃああああ−−−−−−−−−−−−−−−−−
じぶんの好きな萌キャラがああ、俺のような下衆野朗にいいい
散々言葉ぜめえされた上にいいい、中出しされてええいくううう、
いいいのかああ、大切な萌キャラじゃあないのかあああああ
おれみたいな下衆やろうなんかにいいい、汚されてえええええ
これでいいいのかああ、
その異常なシュチェーションにいいいい、興奮度はかぎりなくううう
高まりいいいい
ネタとおしても、これええ最強うううううううう
だが、下手にテンションをあげすぎたためにいいい、
俺がめだってしまいしぃぃぃぃ
高槻萌と勘違いしてしまいそうなあああ、諸刃のけええええんん
まあおめえみたいなああ素人はああああ、
せいぜい益体なしいいいのシナリオでもかいてくださいってこったああ
天神 (しくしく・・・・・・)
次回はあああああああ、美凪とおおおおみちるううううのおおおお
Wコンボできめえええええええええ(嘘です藁)
>>67-71 ご感想、またご指導ありがとうございます。
>>68 今、読み返してみるとご指摘いただいた部分、確かに酷いですね(鬱
もう少々落ち着いて書けば良かったです。
手直しを入れてトレーニングルームに上げてみようかな、と思ったり
してます(ぉ。
>>70 申し訳ありません。今、やっとご感想を拝見させていただいたところ
でして・・・。
後30分ではどうしようもありません(汗。2回戦(もし勝ち上がった
のなら)にまた書かさせていただきますので、その際にはよろしくお願
いたします。
>>71 時期的には本当につい最近、ですね。
それまでさほど文章など書いた事はなかったです。
なんにせよ、これからも修行あるのみ。
ご紹介していただいたページは今後、参考にさせていただきます。
ありがとうございました(^^)。