葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 Round52!!

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324つかちー応援SS(1/2)
それは2月の物語……

バーン!!
「詠美ちゃんさまのご到着よっ!お出迎えもないの、この印刷所はっ?」
「は、はい、只今行くですよ……あ、詠美お姉さん。いらっしゃいませです」
「ちょっと行き付けの印刷所がきにいらなかったから、あんたのところを使ったげる。感謝しなさいよね」
「あ、ありがとうございますです!詠美お姉さんに入稿してもらえたら、千紗、とっても助かるですよ」
「……そ、そんな目で見なくてもいいわよっ!単なる気まぐれなんだから!それより、注文言うわよっ!」
「あ、はいです。詳しくご注文を承りますです」
「えっと、まず部数は……」

「はい、承りましたです。ところで詠美お姉さん、ちょっとお疲れじゃないですか?」
「あ、当たり前でしょ?原稿あげた直後は誰だって……」
「そうじゃなくて、何か悩み事がありそうな気がするです。漫画以外に何かないですか?」
「え……その、えっと、勉強が……って、そんなのどうでもいいじゃないの!!」
「いえ、あの、千紗は、できるだけいいコンディションでいい漫画を描いて欲しいだけで……」
「そ、そんなこと言ったって、中学生のあんたに高校生の勉強がわかるわけないじゃない」
「……あの、千紗は高校生ですよ?」
「…………え?嘘でしょ?」
「嘘じゃないですよ。千紗は高校生ですよ」
「な、なによ?それじゃこのあたしをだましたってわけね?むかつくむかつく、ちょおむかつくーっ!」
「だ、騙してなんかないですよ!お姉さん、落ち着いて欲しいですよ!」
「きーーーっ!じゃあ何よ!この宿題も簡単に解けるっての?やってみなさいよーっ!」
「え?あ、は、はいっ!」
325つかちー応援SS(2/2):01/11/30 10:43 ID:GJwGCCIg



「…………って、なんで全部簡単に速攻であっさりとあっという間に出来ちゃうのよっ!!」
「えっと、そ、そんなに難しい問題じゃなかったですよ」
「ふみゅ〜ん………………そ、そうだ!いいこと思いついたわ!あんた!あたしの家庭教師やんなさい!」
「ち、千紗が家庭教師ですか!?そ、そんなの無理ですよ!」
「いーや、あたしが決めたんだから!やんなきゃダメなの!そんかわり、来月もあんたのところ使ったげる!」
「え?」
「しかも2倍の部数発注してあげる!それにちゃんとお給料も出すわよ。これでどうよ?」
「……わ、わかりました!千紗頑張ってお勉強教えるですよ!」
(これであたしも卒業間違いなし!大部数出せばそれはそれで話題にもなるし、問題なしねっ!)
(こ、これだけ発注してもらえれば、きっと銀行屋さんも認めてくれるです!お父さんとお母さんもきっと喜んでくれるですよ)
「そんじゃ、こみパの次の日からうちに来てもらうわよ!いいわね!」
「はい、わかりましたです!千紗、頑張るですよ!」


とまあ、「千紗は実は頭がいい」設定を使って、千紗シナリオ以外で塚本印刷救済作戦してみました。
変なトコあると思うけど、SS書いたの初めてなんで、お目こぼしいただければ幸い。
一応責任とって<<塚本千紗>>に1票入れます。したぼくとして(w