奇跡はきっと起こるよっ!月宮あゆスレッドパートV

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80ヘタレ字書きF
うぐぅ。やっと休憩だよ〜。
ボク、足がガタガタ震えてるし、顔もきっと真っ赤だよ。
早く選手控え室に行って一休みしたいよ。

あれ?部屋の前に誰かいるよ?
祐一くん?祐一くんだ!
差し入れ持ってきてくれたの?

「バカ。これは勝負がつくまでお預けだ」

うぐぅ。ヒドイよ〜。
せっかくのたい焼き、冷めちゃうよ。

「それより、ホラ」

え?何?祐一くん。
急にしゃがんでどうしたの?
背中に乗れって?おんぶ?

「そうだ。応援してくれてるみんなに愛想を振りまきに行くぞ」

う〜。疲れてるのに〜。

「バカ者!休憩時間の今こそチャンスだ。
 そんなことで真のうぐぅ使いになれると思うな!」

そんなのなりたくないよ!
81ヘタレ字書きF:01/11/30 19:08 ID:SqZxb5vU
「いいから、早く乗れ」

しょうがないな〜。祐一くんは言い出したらきかないし。
でも、祐一くんの背中、広くて暖かいな。

うわ〜。ボクがまた出てきたから、観客席の人ビックリしてるよ。

「今だ。とっておきの笑顔を作れ!
 投げキッスをしろ!
 というか、脱げ!」

無茶だよ、祐一くん。
でも・・・。

でも、嬉しいよ。
寝ずにボクのイラスト描いてくれてる人もいる。
二次小説書いてくれてる人もいるよ。

『みなさん、ありがとうございます。
 勝負はまだわからないけど、
 ボク頑張るから、
 いつも笑顔でいるから、
 もし負けても、ボクのこと、忘れないでください!』

ボク、このトーナメントに出ることができて、本当に嬉しいよ。

『約束、だよ』