葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 round50!

このエントリーをはてなブックマークに追加
419ONE本文引用
「みろ、平らなところにつけて、こうやって押してやると、舌がぺろぺろ出たり入ったりする」
「わぁ、おもしろいね。でも、平らなところがないよ」
「なにっ?」
言われてから気づいた。
確かにベッドで過ごしているみさおからすれば、平らな机などは、手の届かない遠い場所だ。
「あ、でも大丈夫だよ。こうやって手のひら使えば…」
ころころ。
「お、みさお、頭いいな。でも少し爽快感がないけどな」
「そんな舌が素早くぺろぺろ動いたって、そうかいじゃないよ。これぐらいがちょうどいいんだよ」
ころころ。
「そうだな」
「お兄ちゃん、ありがとね」
「まったく、こんなくだらない本ばっかでよんで暮らすおまえが、見るにたえなかったからな。よかったよ」
「うん。これで、退屈しないですむよ」