元日、天野家に祐一を呼んで御節を食べる
宴もたけなわ
お屠蘇を嗜むみしおたん
たった一杯でほろ酔い気分のみしおたん
「ウフフ、相沢さんったらあ、フフフ」
と突然祐一を見て笑い出すみしおたん
「そりゃいくらなんでも酒弱すぎだぞ」
と呆れる祐一
「いいじゃないですかあ、相沢さあん」
とじゃれついてくるみしおたん
「あ、天野、一つ忠告しておくが、男と二人っきりで飲むのは絶対やめた方がいいぞ」
と別に酔っているわけでもないのに顔が赤くなる祐一
「フフ、相沢さんとならいいですよお」
と祐一のひざに寝転ぶみしおたん
「ちょ、ちょっと天野?」
ますます赤くなる祐一
「いいんですよお・・・」
という初夢を見たみしおたん
「どうした?天野、飲まないのか?」
「私は…未成年ですから」
「正月なんだから、いいじゃないか」
あのような夢を見てしまっては…とても…
「ホンの一口だけ、さ」
でも、相沢さんとなら…
「わかりました。でも、一口だけですよ」
あの夢が、ま、正夢になるんでしょうか?(ドキドキ
「お酒がキレました。お代わりを下さい」
「いくらなんでもまずいって。何合飲んだと思ってるんだ?」
「相沢さん!」
「ひっ」
「お代わりを下さい」
「わ、わかりました。直ちにぃ〜」
「大体れすね。私の何処がおばさん臭いというのれすか?
おまけに真琴にまで散々吹ききょんで。ほれから真琴といえば……」
「天野のおばさんが、『酒に弱い』って言ってたのはコレのことだったのか…」
「相沢さん!ちゃんと聴いれるのれすかっ!?」
「はいぃっ」