スレを立てる間でもない葉鍵スタッフ総合スレッド

麻枝、久弥ともに多くの信者と、それと同じだけ多くのアンチを擁するライター
だがその評価のされ方には違いがある。

麻枝は主にその個性の強さが批判されるが、久弥の場合は作家独自の個性
が批判されることは少ない。

219はＡＩＲは麻枝の自己主張ばかりで中身がない、と言っているが
主張するだけの思想・世界観が麻枝にはある事を認めている。
それを認めていなければ219の批判はできない。
一方久弥はそうした作家固有の思想・主張が語られることはほとんどなく、
あっても麻枝との比較論である。

アンチ麻枝は麻枝単体を批判するが、アンチ久弥は麻枝との対比でしか批判を
行えないのである。

これは久弥の今までの仕事を考えると理由が分かる。
久弥シナリオの存在意義は麻枝企画に一般的な商品性を
増強させることにあり、久弥固有の思想を作品に伝える
ことにはなかった。これは優劣の問題ではなく、keyが久弥に
要求する能力がそうした方向性であっただけのことである。

京大繭（コテハンを使っているので代表者として名を挙げさせてもらう）
に代表される久弥ファンも、225のようなアンチ久弥もあくまで「麻枝作品の
二次創作」としてしか久弥を評価できない。

この構造は久弥がオリジナルを世に送り出せる日まで覆ることはない。
もっともオリジナル>>アレンジという関係はもはやナンセンスなのだが。

断っておかなければならなかったのだが、俺は久弥の資質が麻枝
にくらべて劣るといっている訳ではない。
今までの仕事を見た場合、彼らの作品では麻枝の個性が根幹で
あり、久弥は枝葉の域を一歩も出てはいないと言いたかっただけである。
作家の主張があれば優れている、と言うつもりはないし、
思想がないから駄目だ、と言う気もさらさらない。

ただ麻枝は久弥抜きでも批評できるが、久弥は麻枝との比較論を
介さずには誉めることも貶すこともできない。
だからさっさとオリジナル作って麻枝と同じ土俵に立ってください。
それからです。