男男 葉鍵板最燃男トーナメント!! round2!! 男男

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259試合後のぽち
試合後のロッカールームで、俺はひとり肩を落としていた。
ある程度予想していた結果とはいえ、やはり悔しい。
一応主人公なのに…
「やっぱり漫画家は、表舞台には立てないのかな…」
ため息と共に、そんな弱気な言葉が漏れる。
と、いきなり部屋のドアが開いた。

「いや〜お疲れヤングメン! 今回の試合も無事終了したな」
「た、大志!?」
「さて、同志よ。今回の試合の結果と内容だが…

 負 千堂和樹 31 ― 72 柳川裕也 勝 (ID重複なし)

 …といったカンジだ。」
「……」
「今回の試合は実弾はちょっと乏しく、展開はかなり一方的だった」
「……」
「全体的には終始ワンサイドゲームだったようだな」
「……」
「よし!! 今回の戦績により、君を没個性主人公キャラと認定しよう☆」
「そんな称号いらんわぁぁ!!」

大志の暴言に怒鳴りながら、俺は少しだけ元気を取り戻していた。
これだけズバズバ言われると、かえって清々しい。
こいつなりに俺を励ましてくれてるのかもな…

「だが案ずるな、まいぶらざー和樹!! 貴様の敵は吾輩がとってやろう!!
 故に!! 明後日の試合、必ずやこの<<久品仏大志>>に一票を投じるのだぞ!!」
「…結局、目的はそれかぁぁっ!!」