葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 Round46!!

「さあ、朱雀の門から選手の登場です」
「わりと正体不明。麻枝准夫人。舞という子供もちとも噂もありますが、
　知られているのは折原浩平の叔母という事だけ」
「しかも立ち絵どころか本編ではろくに出番なし。
　大丈夫なのか？」
「さて、司会は薄幸の美少女、��不遇な娘ほど可愛い�≠ﾆか��『眼鏡をとったらブスに』
　という新境地を開拓したキャラ�≠ﾆか、さんざんののしられた、清水なつきと」
「すでに脇役最影薄トーナメントで優勝を果たしてた、北川潤で実況させて頂きます」
「…………。誰じゃあ！　こんな台本書いた奴は！　ブチ殺すぞ！」
「おわっ。聖戦モードのなつきになった」
「われ、いてまうぞ！　てめーか、どいつだ！　出てこんかい！」
「ストップ！　ストップ！　抑えて、なつきさん」
「お前は頭にこんのかい？　それでもワレは漢かい！」
「ふっ。オレは香里という同じ脇役キャラで幸せなのさ！」
「……ほんと、おめでたいわね」
「元に戻ったか？　それでは、お待たせしました。小坂由起子選手の登場です」
「……なに、このBGMは？」
「こ、これは元祖萌えゲー『ときめも』のテーマソング？
　初心を忘れずに来たと言うことか！　恐るべし、小坂由起子！」

　鬱とか　引き篭もりとか
　最初にやり出したのは　ヒロユキかしら？
　書き込んでいく　わたしの２ch

　今日もパソコンの前で　マウスをクリックして
　数ある串はSweetMagic　とっておきの自演

　家臣　担当医　モナー　大好き

　世界中の>>１に見つめて欲しい

　(Take the Chance) 仕上げは上出来
　(Tell Your Heart)　準備はＯＫ
　ステキなコピペ 駄スレに乗せ
　(Try Your Luck)>>1を煽ったら
　(Tell Your Love)厨な文章返してきて
　今日こそ言えそう��逝ってよし！��

　フューフュー。
　パチパチパチパチパチー！

「会場内からは割れんばかりの拍手が沸き起こっています……が、
　小坂選手はどこでしょうか？　……いませんね？」
「はっ。なつきとしことが、とんでもないことを忘れていたわ！」
「え？　どういうことですか？」
「……立ち絵がないのよ。これがどういうことか、分かる？」
「なっ、そうか！　この会場の中で誰が『小坂由起子』選手であるか誰も分からない？」
「そうなのよ。もし、これが事実なら小坂選手は大変な苦戦を強いられるでしょうね」
「画像の応援が見込めないってことですか？」
「そう、それだけでなく、声もない。Aブロックのさいかちゃんは声で皆萌えたようだしね」
「これは辛い。大丈夫なのか、小坂由起子！」

「もちろんです！」

「おおっと！　どこからか声です」
「いや、意外と若い女性のようです。しかも結構可愛い」
「え？　なつきには、キャリアウーマン風の女人に見えるよ？　潤くん、頭おかしくない？」
「その場合、眼じゃないのか？」
「まあ、細かいことは抜きにしときなさいな。脇役なんだし」
「くっ、お前だけには言われたくないぞ」
「おっと、ここで由起子陣営から、なにかアナウンスがあるようです」

開始と同時に埋め立て開始だなこりゃ。

「まず手始めに、言っておきます。真の萌えに顔は必要ありません」
「えーと、どういうことでしょう？」
「つまりは、あなたが望んだ姿が私と言うことになるんですよ（にっこり）。
　声や顔なんて、飾りです。偉い人には、それがわからないのです。
　私のことを語るとき、萌え、という言葉を添えてください。
　それで、ばっちりですから（イエーイ）」

「なるほど、上手い作戦できましたね」
「はい？　どういうことだ、なつき？」
「つまるところ、画像がないに等しい由起子陣営は、
　どんな画像であっても『これが由紀子さんだ』とひとりのだよもんさんが言えば、
　それでまかり通るんだよ」
「でも、それってかなりスレ荒れないか？」
「あまり注目度のない対戦、それだからこそ出来る諸刃の剣」
「つまり、素人にはお薦めできない、ってやつか？」
「まあ、ほどほどにね、ってことよ」

「それでは、由紀子さん最後に一言お願いします」
「私に萌えてください！」

「おお！　ストレートです。それでは、最萌トーナメント！」
「ＲＥＡＤＹ　ＧＯ！」