葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 round42!!

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理奈「結局、妹なんて一番力のない立場なの。
どんなにがんばったって、他の女の人が出てきたらそれでおしまい…」
理奈「私…こんなに…がんばったのに…」
冬弥「理奈ちゃん…」
こらえきれなくなったように、彼女は肩を小刻みに震わせ始めた。
その大きく綺麗な瞳から小さな涙がいくつか、ステージ衣装の上に落ちた。
冬弥「多分、それは思い違いだよ」
理奈「……………」
冬弥「だって理奈ちゃん、英二さんの力だけでここまできたわけじゃないはずだし…」
だけど彼女は、ただ震えるだけだった。
まるでデビュー前の由綺を思わせる、そんな力のなさだった。
冬弥「それに恋愛とかって、そういうもんじゃないって…思うし…」
言いながらも、さすがに俺も自信はなかった。
別に由綺を疑ってるつもりじゃなかったけど、
だけど、どうしてか、強くは言えなかった。

理奈「悪かったわねっ! 恋愛なんて、私っ、知らないものっ!」
理奈ちゃんは急に立ち上がって、俺をにらみつける。
涙の雫が飛び散り、スポットライトに照らされて消える。
理奈「誰かを好きなるなんて、私…そんな余裕…全然…」
冬弥「理奈ちゃん…」
理奈「ごめんなさい、冬弥君。私、こんなこと言うつもりじゃ…。
こんなところ冬弥君に見せるつもりなんて…」