葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 round42!!

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ピンポーーーン。
「すみません。宅配便ですけどー」
冬弥「はいはい…」
俺は印鑑を持って玄関へ。
小さいけど、結構重い包みだ。
誰からだろう?
『成田雅夫』
誰だ?
知り合いじゃないな…?
…でも、宛先は間違いなく俺の住所と名前になってる。
まあ、間違いじゃないんだろうけど…。
成田雅男…。
やっぱり覚えがないなあ。
…また、由綺の変なファンからの嫌がらせじゃないといいんだけど…。
そんなことを考えながら、俺は包みを開けてみた。
中には何かのローションと、小さなチョコレートの詰め合わせと、
上品なデザインのメッセージカードが入ってた。
ローションの容器のふたを開けてみると、
決してきつくはないミント系の香りがした。
上品なコロンだ。
冬弥「あ、まさか…」
俺は思い当たって再び考えてみる。
『成田雅夫』
…なりたまさお。
…いや…なりたがお…。
冬弥「あっ、そうか」
俺はメッセージカードを開いてみる。
664投票済:01/11/19 21:22 ID:veEI2+47
冬弥「やっぱり…」
『私の親愛なる藤井冬弥君へ
  私からささやかな
   ヴァレンタインデーのプレゼントです
               緒方理奈』
冬弥「ありがとう…」
ちょっと信じられない気持ちで俺は呟く。
重なった偶然がこんな風になるなんて…。
お礼言わなきゃ。
あ、あと、これのお返し、どんなのがいいかなあ…。
そんなことを考えながら俺は、チョコレートを一つ、口に入れる。
チョコの中から、ブランデーがとろりと口の中に広がった。