葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 round41!!

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531名無しさんだよもん

「昔はな、理奈は俺のこと『お兄ちゃん』って呼んでくれていたんだぜ」
「へえ……」
 なんか、想像がつかない。
「せぇ〜の、お兄ちゃ〜ん(はぁと)って感じでな。
 もう俺に甘えっぱなしのとても可愛い妹だったのになあ」
 甘えん坊の理奈ちゃんか……。
(想像中)
 なんか、いいかも。
「例えばだ、俺が風邪で寝込んでいるとだな……」(以下回想)

「お兄ちゃん! お兄ちゃん、しんじゃやだー!」(理奈・当時五歳)
「いや、別にただの風邪だから大丈夫だって……」(英二・当時十三歳)
「でも、おかぜでもしんじゃうことってあるんでしょ?」
「死なないっつーの。ほら、もう幼稚園行けよ」
「わたし、よーちえんいかない! お兄ちゃんのおかんびょうする!」
「おいおい、風邪がうつるだろ? お前は行きなさいって」
「やだー! ああーーん!」
「あらあら、しょうがないわねえ。じゃあ、今日は幼稚園お休みに
しましょうか」(緒方母)
「ちょっ、母さん……」
「うわーい、お兄ちゃんのおっかんびょうっ♪ おっかんびょう♪」
(作詞作曲緒方理奈)
「はい、マスクかけて。妹にうつしたらダメよ〜」
「母さん……勘弁してくれ」
「おかんびょう〜♪ お兄ちゃん、りながおかぜ、なおしてあげるからね!」

<続く>