葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 Round38!!

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532旦那さん、名無しです
「ふぅ…なんだかんだでけっこう飲んだなぁ…。つか、みんな寝ちゃってるし。誰が後かたづけ
すると思ってんだよ…そもそも明日のこみパ、大丈夫なのか…?」
「ぶ〜ぶ〜っ!あたしは寝てないわよ〜っ!」
「おっと、美穂ちゃんは起きてたのか…おいおい、無理して飲むなよ?目がすわってるじゃんか。」
「起きてたんじゃないわよ、寝てないって言ってんのよおっ!ほら、千堂くんも飲むっ!」
「わ、わかったからセーター引っ張んなよ!いただきます…って、バーボンが麦茶みてえだ…」
「ごく、ごく、ごく…くっふぅ〜☆もうだめ、もう絶対だめえ…とか言って、千堂くんおかわり〜♪
あははははっ!フェイントフェイント!信じた?ねえ、信じた!?」
「麦茶みたいなバーボン一息に飲んどいて、よくこれだけはしゃげるよなぁ…」
「ひっく…ねえ、千堂くん…世の中って不公平だと思わない?」
「今度は一気に落ち込んだな…って、どーゆー風に不公平だってんだよ。」
「この四人のなかでもさ、なんであたしだけ体型に恵まれないだろうって…」
「なんだ、そんなことで悩んでんのか?」
「そんなことって…あたしにとっては真剣な悩みなんだよっ!玲子は背が高いからコス映えするし…
まゆは普段おさげにしてるけど、髪は長くってきれいだし…夕香は一番出るとこ出ててさ、あたしから
見てもスタイルいいなって思うもん…。なのにあたしはチビだし、髪も短いし、幼児体型だし…」
「…悪酔いした勢いで愚痴ってみながらも、そんなことないよ…って言ってほしいと思ってる。違う?」
「…はぁ、あたしバカみたい。遠回しのアプローチだったんだけど、まるまる見透かされちゃって。
まともな恋愛もしたことないのに、抜け駆けしようなんて思うからだよね…。キューピッドに怒られ
ちゃったかな?」
「あれ?当てずっぽうで言ったんだけど、美穂ちゃんやっぱり悪酔いしてんだ。だったらちょっと酔い
覚ましが必要だな。ほら、ちょっと立って。」
533旦那さん、名無しです:01/11/17 21:50 ID:0SfAJ6Zu
「あっ…きゅ、急になによ…って、えっ!?やだ、怖いっ…あ…」
「…お姫様だっこされたの、もしかしてはじめて?」
「あ、当たり前でしょ…彼氏イナイ歴、年齢と同じなんだもん…ほっといてよ…」
「だったらせっかくだし、少しだけくつろいでけよ。ちょっと動くからしっかりつかまってなよ?」
「ど、どこにつれてくのよ…やん、ちゃんと持っててよ?ううう…な、なんかドキドキするぅ…
お姫様だっこって、こんな感じなんだぁ…ひゃっ、寒っ…」
「うわ、ベランダは思ったより寒いなぁ…少ししたら戻ろうぜ?」
「吐く息が真っ白だし…わ、千堂くん見て…すごい星空…」
「カーテン閉めたらもっとはっきり見えるぞ…ほら、あそこにあるのがオリオン座、なんつってな。」
「わあ…なんか夢みたい…。星空の下でだっこされて…こ、これってなんか、ムード一杯ってヤツ…?」
「…美穂ちゃんは自分のことチビだなんて言ってるけど…オレはちっちゃい娘のほうがかわいく思える
けどな。ちっちゃいとだっこしてても疲れないし…それに…」
「え…あっ…」
ちゅっ…
「…うそ…あ、あたし…千堂くんと、キス…」
「…だっこしながらでも、キスできるしな。ごめんね、突然こんなことしちゃって。」
「な、なんか口調が反省してなぁい!ごめんね、って言えば全部許されると思ってるでしょ!」
「許して…もらえない?」
「ううん…その、もう一回してくれたら…許したげる。」
「それはそれは…寛大なことで。」

「あらあら、千堂さん…すっかり甘い声出しちゃって。」
「ぶーぶー!聞き耳なんて立ててるんじゃなかった〜!さっさと邪魔すればよかった〜!!」
「あ〜あ、ボクも千堂クンは狙ってたんだけどなぁ…。いいなぁ、お姫様だっこ…」