葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 Round34!!

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447眼鏡萌え
このキャラは私にとって問答無用でトラウマ化してます。
<<森川由綺>>に1票。当方ケーブルです。
応援GO〜。

「はあ…」
スタジオから出ると冷え切った空気が私をを包んだ。
熱気とスポットライトで火照っていた頬が冷気にこわばる。
目に刺すような痛みはこの空気のせいに違いない。にじむ涙もきっとその為…
「冬弥くん……」
嗚咽が漏れる。震える体は寒さの為だと思いたかった。
泣き顔をスタジオから出てくるスタッフの人に見られぬ様、屋上へ駆け上がる。
フェンスの向こうに年の瀬を間近に控え、そしてクリスマスの残り香のようなイルミネーションに
彩られた街が広がる。人の営みの灯であるはずなのに、酷く脆く儚い灯りだった。
「作り物みたいだね」
誰に聞かせるでもなくもれる空虚なつぶやき。自分の心を占める他人の言葉が私を虚ろにする。
『好きな人がいるんだ』
聖夜の夜に聞いた大好きな人の言葉。
聞き間違いだ、冗談だ、嘘だ…。
否定したい気持ちと肯定してしまう気持ち。会う事すらままならぬ現状でどうして彼の心を
繋ぎとめていたと言えようか。
448眼鏡萌え:01/11/13 02:31 ID:Eru/HArY
「寒いよ冬弥くん…」
フェンスにもたれかかり自分を抱きしめる。
「冬弥くん…」
抱きしめた手をゆっくりと下へと伸ばしてゆく。
ためらいも無くスカートの中に、そして下着の中へ指先が滑り込んだ。
普段なら人目を恐れるあまりしない行為。もうどうなっても良い、ただ目先の温もりに恥も無く溺れたい…。
「んっ!」
冷え切った体でも熱い部分。誰にも触れさせた事の無い秘所が私の冷たい指を飲み込む。
背筋を駆け上がる快感。漏れる吐息は白く、冬の夜空へと昇る。
はしたなく滴る愛液は、太ももを流れる間に外気で冷たくなってゆく。
その不快感でさえ私の頭は刺激として認識する。
「壊れ…てしまえ…私なんて…」
このまま意識が焼き切れてしまえばいい。
快感をむさぼりたくて何時の間にか両手で自分自身を愛撫している。
左手で蕾をきつく摘み、右手の指が激しく胎内へと指を差し込む。
股間から響く水っぽい音と艶を帯びた吐息だけが、私1人が立つこの冷たいステージの歌だった。
焼け付く喉。虚ろな体を満たしたくて、後ろの穴にまで指を入り込ませ快感にあえぐ私。
自我なんていらない…もっとも大切なモノを失った私を何が満たすというの?
「あああっ!冬…弥く…ん…冬弥くん…!」
失ったモノの名を叫びながら、その名の持つ快感に私の意識が白くなる。
このまま自分が壊れてしまう事を願いながら…そしてその願いさえ叶わぬ事を知りながら。

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