葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 Round34!!

由綺「こんばんは、森川由綺です。今日の放送はゲストに杜若きよみさんを迎えてお送りします」
きよみ「……どうもね」
由綺「さて、早速ですがリスナーの方からFAXが届いてます。東京都より"ねこっちゃ"さーん」
ねこっちゃ【ユッキーこんばんはー♪ 毎週楽しみに番組聴いてまーす☆】
由綺「えへへ、ありがとー！ ねこっちゃさんはいつもFAX送ってくれてる常連さんだよね、これからもよろしくね！」
ねこっちゃ【えっと、今日はユッキーに相談事があるんです。彼氏が浮気者で困ってるんですけど、どうしたらいいですか？】
由綺「あちゃ〜……イヤだよね、そういうの。私の付き合ってる人も最近、別の人を好きになっちゃったのかな、そんな感じで……」
きよみ「…………」
由綺「あ、でもね、その相手の人、私なんかよりもずーっと素敵な人なんだよ！
　　　　だから、私よりもその人と付き合った方が、その、相手のためにはいいかな、なんて、思うし……」
きよみ「……おめでたいわね。黙って聞いてれば」
由綺「え？」

きよみ「それなら、その相手の女よりも魅力的な女性になる努力をすればいいだけじゃない？
　　　　　それができないくらいなら最初っから諦めてその人に彼氏譲りなさいよ」
由綺「え、うん、そ、そう……なんだけど」
きよみ「ライバルが手の届くところにいるだけラッキーだと思いなさいよ。
　　　　　……思い出の中に逃げ込まれたら、もうどうしようもないじゃないの……」
由綺「あ、あの････…きよみさん？」
きよみ「……ほら、番組続けなさいよ。ディレクターに怒られるわよ」
由綺「う、うん、わかった……んっと、ねこっちゃさんも相手と自分のことをよく考えて、
　　　　後悔のないようにすればいいんじゃないかな……えへ、なんだか無難にまとめちゃった。続き読むね」
ねこっちゃ【でも、やっぱりその人がカッコいいからどうしても他の女の子にモテちゃうんですよね。
　　　　　　　　私も他の娘に負けないように頑張るから、ユッキーも応援しててね☆】
由綺「あはは、結局ノロケちゃうんだー。いいなー、ねこっちゃさんと彼氏さん、お幸せにね！」
きよみ「……なんだかとても不愉快なFAXだったわ……」
由綺「はい、それじゃ次のFAXでーす。大阪府の"竹林明秀"さんから、えーと、私のシナリオが周囲から理解されなくて――」

（続かない）