葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 round28!!
浩平君へ。
言いたいことはいっぱいあるんだけど、
まず言っておかなきゃいけないことがあると思うんだ。
今日まで、本当にありがとう。
あの日、学校の屋上で会ったのは本当に偶然だったよね。
私は雪ちゃんに追いかけられてて、浩平君は掃除をさぼって。
今思い出してみると、もしかしたらあの出会いは運命だったのかなあ、なんて
思っちゃうんだけど……そんなことないかな?
それから、学校の中で何度かお話したよね。
私ね、前も言ったと思うけど、目は見えなくても人を見る目はあるつもりなんだよ。
言葉を交わすたびに、浩平君のことを、もっと、もっとって知りたがってる私がいて……
それに気づいたときには、もう絶対に抑えきれないところまで、気持ちが膨らんでた。
あのときから、ずっと好き。大好きだよ。
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803:01/11/08 22:27 ID:1qcHxUaQ
できるだけ思い出したくないことも、当たり前だけどあるよ。
……寂しかったよ。とっても、寂しかった。
本当に泣いちゃいそうな毎日が、ずっと続いたんだ。
……もしかしたら泣いたこともあったかな? ふふ、よく覚えてないんだけどね。
嫌いになれたら楽なのに、なんて思ったんだ。
でも、やっぱりダメだったんだよ。
好きな人に会えない間ってね、どうしてもその人のこと、嫌いになれないんだ。
逆に、どんどん好きな気持ちが募ってく。
結局、浩平くんが戻ってきても嫌いにはなれなかったけどね。
今は、それで本当に良かったと思ってるよ。
数え切れないくらいのできごとがあったし、その一つひとつに大切な思い出がある。
もっと、浩平君との思い出を増やしていけたらいいな、って思うんだ。
浩平君も……よかったら、私に付き合ってくれると嬉しいな。