葉鍵板 最萌トーナメント!!一回戦 round26!!

ピンクの傘で待つ女ッ！
料理の腕は絶品しゃん！！
だけど、味覚はちょっとおかしくないか〜ッ！？
ただ一途に何かを待ち続けているクラスメイト、里村茜（ＯＮＥ）
朱雀の方角から入場ッ！
…………あれ？　里村選手？　早く入場してくださ〜い。

そのころ控え室では
詩子「茜、お呼びがかかってるわよ〜。って何やってるのよ！」
茜「澪ちゃんに必勝祈願のお下げを結ってもらっています」
澪（うんしょ、うんしょ……）
詩子「それはいいけど……早く出ないと、試合放棄になっちゃうわよ〜っ」
澪『完成。お待ちどうさま、なの』
茜「ありがとうございます」
澪『試合頑張って、なの』
茜「はい……ベストを尽くします。詩子、行きましょう」
　ガチャッ
詩子「ねえ茜、お下げちょっとゆがんでない？」
茜「かまいません」

里村選手、なかなか現れません。これはもう試合放棄と見なして……ん？
　ポツ　ポツ
これはどうしたことだぁッ！　突然雨が降り出してまいりましたーッ！！

茜「私は……またこの場所に立っている。あいつの帰りを待つために。
　　やっぱり私にできることはこれだけだから……」

この少女の想いは天候すら変えてしまうのか！！
改めまして……里村茜ッ！
ピンクの傘を掲げ持ち、朱雀の方角から入場ですッッ！！