葉鍵板 最萌トーナメント!!一回戦 round26!!
茜 「浩平、明日のお昼にワッフルパーティーをしましょう」
浩平「どうしたんだ? 急にそんな事言い出して」
茜 「実はテレビショッピングでワッフル焼き器を購入したんです。
それで、せっかくだからたくさん作ってみんなで食べようと思って」
浩平「……わざわざワッフル焼き器を買ったのか」
茜 「ええ。一度ワッフルを自分で作ってみたかったんです」
浩平「そうか、なるほど」
茜 「詩子と澪ちゃんには私が声を掛けますので、浩平は長森さんたちに声を掛けてください」
浩平「わかった。どうせだから茜が面識ない人も呼ぼうか」
茜 「はい、お願いします。よければ招待する人の好きな食べ物を教えて欲しいです」
浩平「ええと、長森の好物は牛乳で、七瀬の好物が…………」
(翌日)
詩子「呼ばれて来たよ♪ 茜、折原君」
澪 『こんにちわ、なの』
瑞佳「こんにちわ、里村さん」
七瀬「おじゃまします」
繭 「みゅ〜♪」
みさき「こんにちわ。呼んでくれてありがとう浩平君」
雪見「ありがとう折原君。最近みさき退屈してたみたいだからちょうど良かったわ」
茜 「急な話なのに集まってくれてありがとうございます」
浩平「これもオレの人徳って奴だな」
瑞佳「それは違うと思うよ」
茜 「私も違うと思います」
浩平「ぐぅ」
浩平「そういえば茜は繭と初対面だったな。こいつは椎名繭。みゅ〜が口癖の中学生だ。
とある縁でオレと長森と知り合いになったんだ」
茜 「以前私たちのクラスにこっそり紛れ込んでいた子ですね」
浩平「! 気付いてたのか」
茜 「普通ある日突然見知らぬクラスメイトがいたら気付きます」
浩平「そうか。しかしそうなると、生徒はみんな椎名に気付いてたのにそれに気付かない髭って一体…」
瑞佳「あれは黙認してくれたんだと思うよ」
浩平「ん? 何か茜に注意しておこうと思ったんだけど何だっけ?」
繭 「みゅ〜♪ しっぽ〜♪」
茜 「痛いです」
浩平「あ! そうだった。茜に椎名はたぶんおさげをいじろうとするだろうから、気をつけろって言おうとしてたんだった」
瑞佳「ちょっと遅かったみたいだよ」
浩平「すまない。茜」
茜 「酷いです」
みさき「はじめましてだね。茜ちゃん」
茜 「…その呼び方は嫌です」
みさき「私のこともみさきちゃんって呼んでいいよ。茜ちゃん」
茜 「…呼び捨てで結構です」
みさき「可愛いのに…」
雪見「みさき、里村さんが困ってるじゃない」
みさき「うう、わかったよ。じゃあ茜さんって呼んでいい?」
茜 「それでお願いします。川名先輩」
瑞佳「わー、いい匂いがするね。そういえば里村さんって料理得意だよね」
茜 「そんな事ないです(照れ)。…ワッフル焼けたのから冷めないうちに食べてください」
浩平「ちゃんと一人一人の好みに合わせたワッフルだぞ」
瑞佳「へえ、そうなんだ。じゃあわたしのは?」
茜 「浩平から長森さんは牛乳好きだと聞いていましたので、牛乳ワッフルを作ってみました」
瑞佳「うわぁ、食べたかったんだぁ、牛乳ワッフル。ありがとう里村さん」
茜 「詩子にはチョコワッフル、澪ちゃんにはストロベリーワッフルを作ってみました」
詩子「ありがと♪」
澪 『ありがとう、なの』
茜 「繭ちゃんには照り焼きワッフルを作ってみました」
浩平「そ、それはおいしいのか?(汗)」
繭 「みゅ〜♪(はぐはぐ)」
茜 「好評のようです」
浩平「……ま、まあ本人が喜んでればいいか」