葉鍵板 最萌トーナメント!!一回戦 round26!!

このエントリーをはてなブックマークに追加
623ゴール職人@麻枝流鍵萌法
「あ〜っ、だりぃ。なんか最近、疲れがとれなくていんだよな〜」
「あんな偏った食生活をしていれば当然です……」
「う゛、言われりゃそうだな。けど、まともな料理なんて準備できないんだよな」
「わかりました……明日、浩平の疲労が回復するようなお弁当を作ってきます」
「サンキュ、期待してるからな」

次の日の昼休み

「どうぞ」
 そう言って茜が差しだした弁当箱を、礼を述べてから受け取る。そして期待に
 胸膨らませふたを取る。
「ん、なんか肉が多くないか?」
「疲労回復用のスペシャルメニューです」
「そうか。じゃあ、いただきます」
 まずはおかずから口に運ぶ。相変わらず絶品の味付けだ。
「やっぱり茜の料理は旨いな」
「ありがとうございます」
 旨い料理に箸が進み、あっという間に弁当箱は空になる。
 そうして食べ終わってみると――いや食べている最中から薄々感じてはいた

 のだが、下半身に違和感を感じた。
624ゴール職人@麻枝流鍵萌法:01/11/06 09:58 ID:KZX+iNa/
 アレが元気マンマンなのだ。
「……ところで茜、弁当に何をいれたんだ?」
「スッポンです」
「スッ……ポン?」
「はい」
 んなものを食べたら、アレが暴走するのも無理はない。
「スッポンは滋養にいいです」
 茜、その後に"強壮"って言葉がつくのを忘れてないか……。
「浩平……さっきからどうして前屈みなんですか?」
「きゅ、急にハラが痛くなったんだ」
「保健室に行きましょう」
「いや、そこまでじゃない。茜、すまないが薬をもらってきてくれないか」
 そう言って、茜を保健室へ向かわせることに成功する。今のうちに何とか鎮
 火させねば。とりあえず立ち上がってみる。だが一向に収まる気配はない……。
 さて、どうすべきか。
 そんなこんなで思い悩んでいると、不意に横から声がした。
「浩平やっぱり保健室へ行った方が……」
「……」
 言葉を途切らせた茜の視線はオレの股間辺りにあった。
「浩平……昼間から変なことを考えるなんて、最低です……」
「ち、違うんだ茜。これは……」
 弁明を聞こうともせず、茜は冷たくさめた悲しい瞳で、オレの方を見る。
「さようなら……」
「まってくれ〜茜、頼むからオレの話をきいてくれ〜」
 そんなオレの叫びもむなしく、茜は校舎の中に消える。中庭にひとり取り残
 されたオレに出来ることといえば吼えることだけだった。
「スッポンの……若さのバカヤロー!!」