>>491より
「おめーが悪いんだろが」
「どうしてよっ! あんな補習させるなんて人権侵害よ!」
「補習サボって来てる奴の台詞かよ!」
喧喧諤諤。
「なのにたまに遊びにきてみればいちゃいちゃいちゃいちゃ…人の気持ちも考えなさいよ!」
「知るかそんなこと!」
なんか仲間外れみたいでちょっと悲しいです。
「わかりました、詩子」
もう一度芝生に座って、スカートを整える。
「膝枕、してあげます」
しばし沈黙。
「ぷっ、ぷはははははは…」
「そ、そーじゃないだろ、茜…」
やがてどちらともなく笑い出す2人。
きょとん、としてしまう私。
「あーもー、可愛いったら!」
乱暴に髪をくしゃくしゃに撫でられる。
そういえば、こんな風にじゃれるのも久しぶりかもしれない。