>>462より
「まだ寝ぼけてるつもり…?」
すぅっ、と目を細めて、詩子
「というかなんだか不意打ちを喰らって悶絶しているようにも見えるのですが」
「自業自得よ」
なんかちょっと見ないうちに性格変わりましたね、詩子。
「なんか機嫌悪そうですけど…」
「きっとアレだろ、出席日数足りなくて単位を…」
そこまで言ったところで再び蹴りが入る。
「余計なこと言うんじゃないわよ…」
昏い怒りのオーラを発し、笑みさえ浮かべて詩子は構えを解く。
「というか、人の膝の上で遊ばないで欲しいんですけど…」
立ち上がってスカートの裾を払う。
少しぱらぱらと土がこぼれた。
「で、どうしたんですか? 詩子」
「もう聞いてよ、茜〜」
手を握られたりする。ま、いいんですけどね。
つづく