>>447より
「あららー、邪魔しちゃったかしらね」
とか言われるんだよな。
「いやー、それにしても幸せそうで良いわね〜」
なんて、いかにも嫌味ったらしい口調で言われるに決まってる。
それでもって、
「じゃあ、お邪魔しちゃ悪いからあたしはこれで帰るわ」
大体、なんで他校のお前がここにいるのか、俺としては不思議でならないんだが。
「そーだそーだ、帰れー」
とか言ってやるのが男の流儀と言う奴であろう。
すると奴はこっちをくるっと振り向いて、
「お〜り〜は〜ら〜」
何故か目に壮絶な笑みを浮かべつつ、
「起きろっ!」
踵を落としてきたりする。
ふむ、なんと的確なシミュレーションであろうか。
例えば、あたかも耳に届くように聞こえる声であったり、
額に感じるまるで本物のような傷みであったり、
奴が足を振り上げた拍子にちらりとみえたスカートの奥の下着であったりして、
まあ、それは偶然であって。
実に良く出来た想像だった。
つづく